元同僚のお墓参り | いままでありがとね

いままでありがとね

結婚して22年。
2012年10月4日に子宮体癌で亡くなった最愛の妻の闘病の記録と
今までいっしょに過ごしたかけがえのない時間の記憶を綴っていこうと思います。

先月、元の勤務先で仕事があったのでそのときに元同僚のF子さんと同じ部署の女性にF子さんの一周忌が近いのでお墓参りをしたいので場所がわかったら連絡してもらうようにお願いしておきました。
先週、お墓の場所がわかったと連絡がきたので昨日お墓参りをしてきました。
義父母さまと同居でしたので元々家のご先祖様のお墓があるものだと思っていましたが実際にはF子さんが家ではじめての仏様だったようで亡くなった時にはまだお墓がなかったようです。
お墓はお寺が拡張で造成した区画にあり、その区画のお墓はみな新しく、お墓の展示場よようでした。
お墓をさがして歩くと、おしゃれな洋風墓石に”想”の一文字。
戒名碑にはF子さんの戒名と名前だけが刻まれていました。
ここだ。
F子さん、義父母さんより先にあなたがこのお墓の最初の仏様になっちゃたんだね。
そんなに急いでいかなくてよかったのに。
F子さんと3年半前にランチしたときの会話のなかで私が以前みたドキュメント映画のなかで「人は生まれてくるとき自分自身の人生のシナリオを決めてから生まれてくる。この世界でいくつまで生きるかも自分で決めて生まれてくる」のだそうだよ。だから妻もきっと自分で決めて生まれてきたのだと自分に言い聞かせつづけていることを話しました。
F子さんが亡くなってから彼女とのLINEを読み返していたらF子さんがこんなことを言っていました。
「両親がどちらも健在なので逝くのは見送ってからでないとと思うけど○夫さんが話したように自分が先に逝く路を選んで生まれてきたのなら甘んじて受け入れますけどね(笑)」
当時は自分自身に向けて自分が押しつぶされないためでしたが、あなたが旅立つとき、ほんのひとかけでも心が軽くなってくれることを願っています。

 

F子さんに関する過去記事
↓↓↓ 

2020/11/11 元同僚の訃報

2018/4/18 入院10日目 元同僚F子さんとの再会

2014/7/18 ひとつの時代が終わった

2013/10/5 お花が届きました

2013/8/1 理不尽なこと

 

にほんブログ村 病気ブログ 子宮がんへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村