1日からインボイス制度が施行されました。
平成元年から導入された消費税。
導入当初は3%からスタートしました。
それから9年後の平成9年に5％、さらに17年後の平成26年に8％、令和元年には10%の大台になったわけです。
私が会社を退職して個人事業主となったのは平成18年。当時の消費税は5%でした。
主な生業が設計なので物品の仕入れがほとんどないため年間売り上げは1000万には及ばず非課税事業者です。
ですが消費税は取引先に認めていただいて価格に消費税分を乗せて請求してきました。
価格本体については開業してから現在まで1円も値上げしたことはないですが消費税が5%から8％、8%から10%と消費税改正に伴う分が実質の値上げとなり、17年間で5%上がりました。
今回のインボイス制度施行で我々今まで非課税事業者だったものは課税事業者登録するか非課税事業者のままにするか選択となりました。
課税事業者を選択すれば今まで通り消費税を請求できますが納税の義務も発生し、実質所得は減少します。
非課税事業者のままを選択した場合は消費税を請求できなくなり、やはり所得は減少します。
さらに販売側の私からの請求に対しての消費税を購入側が負担して納税しなくてはならず、購入側企業は非課税事業者との取引をやめることにつながりかねません。
どちらも地獄、私は非課税事業者を選択しました。
インボイス制度施行をトリガに廃業も多く溢れ、今年度分は会計処理の混乱も日本中で起こることでしょう。
個人事業主やフリーランスが日本のあらゆる業界の底辺を支えていたこと、これから国は思い知ることになると思います。
こんな愚策、悪法ばかりでは世界から取り残されて行くのでしょうね。
この国に明るい未来はあるのでしょうか。
はやく迎えにきてほしい。
すみません。単なる愚痴でした。
