ビリギャル!小林さやかさん単独インタビュー! | COLORweb学生編集部

ビリギャル!小林さやかさん単独インタビュー!

  
 
 
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」、通称「ビリギャル」の主人公ご本人である小林さやかさんの講演会が、2015年6月16日東北高等学校で行われました。
われわれCOLORweb編集部は、その後に単独インタビューをさせていただきました!
その様子をほぼノーカットでお届けします。
 
 
  
  
―ここまで自分の物語である「ビリギャル」が注目されていかがですか。
誰よりも私がついていけていない気がする。話が大きくなりすぎちゃって、よくわからないです・・・。(笑)でもビリギャル本が出る以前からずっと、みなさんにお伝えしたいことはたくさんあったので、このように若い方にお話しする機会をいただけるようになったことは、すごく嬉しいです
 
 
―受験生の時、どのようにストレスを発散していましたか
枕に顔を当てて、大声を出す。(笑)何時間も勉強をしていると、ストレスで大声を出したくなるので、近所迷惑にならないように枕に向かってやっていましたね。映画「ビリギャル」で有村架純ちゃんも同じことしていますよ。
あとは日記を書く。「もやもやした気持ちとか、不安も希望も全部文字に起こすのは、ストレス発散になるよ」って坪田先生に教えていただいたので。
他にも、ビニール袋を2枚重ねにして、中に割ってもいいお皿を入れて投げる。(笑)壁に投げつけてパリーンってなるでしょ。でも袋に入っているから掃除をしなくて済むの。
 
 
―日記は今でも続けていらっしゃるんですか。
ほんとは書きたいし、書いた方がいいと思っています。まさに“今”は二度とできない経験をしているから、「今書かなくてどうするんだ」って、坪田先生にもすごく怒られるんだけど。うーん、忙しくてね。(笑)
 
 
―1日15時間勉強していた頃の、1日のサイクルを教えてください。
学校が終わるとすぐ塾に行って夜10時まで勉強。それから帰宅して、お風呂に入ってご飯を食べてから、すぐ部屋にこもるの。深夜12時ぐらいから勉強を始めて気づいたら朝っていう感じ。
ずっと勉強しているから、寝る時間がなかったんです。15時間勉強しようと決めていたわけではなくて、15時間も勉強していたのかって後から思う感じ。アドレナリンが出まくっててとまらなかったの。(笑)
 
 
―フルーツをいっぱい取るなど、気をつけていた食事法はありますか。
お腹がすいていると集中できないので、塾でもおにぎりを食べながら勉強をしたり、ちゃんと食事は取るようにしていましたね。
特定のものを食べるようにしていたわけではないけれど、好きなものを好きなだけ食べていました。(笑)食べることが楽しみだったから、そこでストレスを溜めたくなかったので。
 
 
―学校のテストには、どのように取り組んでいましたか。
まったくテスト勉強してなくても、100点がとれるようになった瞬間がありました。結局基礎を固めればできるっていうことなんですよね。
 
 
―順位の方もかなり上位になられたんですか。
はい、2位になりましたね。364位だったのに。テスト対策しないで2位をとれたときは、かなり気持ちよかったですよ。(笑)
 
 
  
 
―高校時代にやっておけばよかったなって思うことはありますか。
高校時代と言わずに、もっと小さいころから本を読んでいればよかったなって。
本を読む習慣が全くなくて坪田先生に言われて初めて本を読んだのですが、本って読みだすとすごく面白いじゃないですか。それにたくさん本を読んでいる人は、話が面白いんですよね。坪田先生もそうだったけど。私も小さいころから本が好きな子だったらよかったのにと思います。だから今は意識づけて読むようにしています。
 
 
―当時は勉強の合間に、本を読んでいたんですか。
はい。小論文も勉強しなきゃいけなかったので。文章を書く練習もしていて、坪田先生から毎月課題図書を提示されて、1カ月の間に読み切って読書感想文を書くということをやっていましたね。
 
 
―おすすめの1冊はありますか。
社会人になってから読んで感銘を受けたのは、『夢をかなえるゾウ』という本です。
大学生の時、人気の居酒屋があって、そのお店の前をふらっと歩いてたらバイト募集の貼り紙があったので、これも運命かなって応募してみたの。そしたら採用されて洗い場担当になったんだけど、辛くてめっちゃ忙しいから、泣きながらお皿を洗ってたんです。2日でもう辞めたいと思って店長に話したら、「もう1週間だけ我慢して。そしたらサービス業の素晴らしさを教えてあげるから」って言われて、結局ぜんぶで2年半バイトしました。
当時店長に『夢をかなえるゾウ』を貸したら、かえってこなかったの。(笑)
でもその店長が、実は今の私のだんなさんなんです。結婚して一緒に住むようになって、やっとその本が返ってきたました。店長も『夢をかなえるゾウ』をアルバイトのミーティングで紹介するくらい気にいっていたみたい。借りても返さなかったくらい。(笑)とっても読みやすいと思いますよ。
 
 
  
 
今だから言えるギャル時代の懺悔はありますか。
ギャルだったことを後悔したことはないんですよ。ビリでギャルだった時代があったからこそ今の自分があると思っているし。私のお母さんの口癖が「意味のないことなんて1つもない」という言葉で、私に言い続けてくれたんです。
ギャルだった時は、まわりの大人とはあまりいい関係ではなかったですが、友達とはたくさんの思い出があるし、あの時代があったからこそ、今色んな人たちの気持ちが分かるんだと思う。
例えばギャル時代に知り合った友達には、大学へ行きながらキャバ嬢を極めた子もいますし、はたまた慶應で出会った人たちの中には、年商50億を稼ぐ経営者になった人もいます。色んな種類の友達がいるのは私の強みかなって。
ギャル時代もすごく有意義な時間だったので、後悔はしてないです。タバコを持っていて無期停学なったことも、それで浴びせられた言葉があったからこそ、自分の受験のパワーになった。だから全部全部感謝ですね。
 
 
―今でも残っているギャル時代の癖とかはありますか。
いまだに口は悪いかな。(笑)旦那さんにもよく注意されます。(笑)いまだに抜けないですねー。
 
 
―憧れのギャルはいましたか。
実は私、自分のことをあんまりギャルだと思っていなくて。もっとすごいギャルの人たちっているじゃないですか。あのレベルまでいかなかったから、どちらかというと清楚派だと思っていた。(笑)ちょっとだけ夏休みに日サロで焼いていたかな。顔以外ね。(笑)だから、特に目標としていたギャルはいなかったですね。
 
 
  
 
―友達との1番の思い出は何ですか。
大学では「広告学研究会」というサークルに入っていました。ミス慶應コンテストなどを運営するサークルで、その他に夏に海の家を経営したりフリーペーパーを発行したり。活動はこの3本柱だったんですが、特に海の家が楽しくて。
泊まり込みで家を建てるところから始めるんです。資金はどうするかというと、自分たちで企業に営業にいって交渉をして、資金を出していただくかわりに、その企業名が入っている海の家を建てて、PRをしたり。
学生だけれど活動のクオリティは高いし、なかなか経験できないことをさせてもらったので、そこでの時間は貴重だったなと思います。
 
 
―今現在、目標としてる人はいますか。
仕事も家庭もすごく大事にしている人は、みんな目標かな。芸能人だと木下優樹菜さん。旦那さんもお子さんも大好きで、それにお仕事もがんばっていてすごいなって思います。同じくらいの年なので、あんな風になりたいなと思います。
 
 
―坪田先生とは今でも会うことはありますか。
先生との関係は、高校生の時からあまり変わっていないですね。ただ先生はお忙しい方なので、なかなかプライベートでお会いすることは少ないかな。たまに時間ができて会ったりすると、懐かしい話、他愛のない話をしていますね。今でもずっと変わらないやり取りです。
 
 
―最後に高校生・大学生にメッセージをお願いします。
何かを死ぬ気でがんばった経験がある人は顔に出るし、自信にも満ち溢れているし、社会に出たときに差がつくと思う。
私も就職活動の時に自己分析をして将来を考えたときに、「自分の好きなことを大切にした方がいい」という坪田先生にもらった言葉が思い浮かんで。慶應を出てブライダルに進む人はとても少ないんですが、私はその道を選びました。
今の主人はサービス業の恩師だと思っています。世間体とか見栄とか関係なしに本当に好きなことを仕事にする幸せを、みなさんには感じて欲しいな。高校の時からその大切さを知っていれば、意識して考えられるし、小さな出会いやきっかけで自分の志望はすぐに変わっていくから、色んな出会いを敏感に感じ取って、周りに流されずに自分を見つめられるようになってほしいなって思います。
そうなるにはやっぱり何かを死ぬ気でがんばって、何を言われようが幸せになるんだっていう自信を持っている人が、最後は幸せになれるんじゃないかな。
 
 
  
  
さやかさんは笑顔がきらきらしていて、とっても話しやすい素敵な女性でした!
お話を聞くだけで、たくさんの元気をもらえた気がします。
本当にありがとうございました!
 
 
Write:ミキティ
 
 
BOOK INFORMATION
 
単行本&文庫特別版 累計発行部数
115万部突破!

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 
  
  
  
心理学を駆使した、やる気を引き出すテクニック満載。奇跡の実話。
坪田信貴 著 
1500円+税/発行:株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス
 
 
ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話
 

  
子育てに関する普遍的な問題への処方箋。ビリママの「子どもに奇跡を起こす育て方」とは?
ああちゃん、さやか(ビリギャル)著
1500円+税/発行:株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス
 
 
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