展示リニューアル後の福井県立恐竜博物館へ行ってきました。
夏休みは激混みで見学どころではないと思い、10月中旬まで待っていたのですが、平日ゆえに遠足や社会見学の園児や学生さん達で結構混んでいて、びっくりしましたよ。^^;
で、今回から新規に展示されたものを中心にレポを行っていきたいと思います。^^
まずは1階ホール中央のタルボサウルスから、
キャストの元標本は MPC-D 107/2 という標本で、大阪や科博でのモンゴル恐竜展で実物骨格標本が来日していますが、もともと胴椎が2個見つかっておらず、元標本も福井のキャストも、胴椎が少ない状態で展示されていたものを、今回複製して追加されたとのことです。
肋骨も2対追加し並び順も修正されて、かなり正確な状態に組まれていました。^^
また、見つかっていなかった右脚の第1中足骨と趾骨、第5中足骨が復元され、蹴り上げた状態をイメージできるように、地面の爪痕を再現するなど、細かいところも手を加えていました。
※黄色の丸が復元箇所と再現箇所
これらの解説は博物館ニュースの「Dinosaurs No.69」や、らえらぷす氏のブログ ”GET AWAY TRIKE!”で詳しく書かれているので、是非一読して欲しいです。^^
続いて収蔵庫に待機していた標本から、獣脚類としてはスピノサウルス類のスコミムス。
アルバレスサウルス類からモノニクス、トロオドン類のステノニコサウルスが追加、
テリジノサウルス類からファルカリウス、オヴィラプトロサウルス類はコンコラプトルからヘユアンニアに交代していました。
竜脚形類ではプラティオサウルスとエオラプトルの組み立て骨格も追加されました。
竜脚類はブラキオサウルスの幼体と、ニジェールサウルスとディプロドクスの頭骨が追加されています。^^
こんなに展示して特別展はどうするんだろうと、心配になりますが、名前が出ていない標本が、まだまだある福井ですから杞憂ですね。^^;
今日はここまで、ではまた。^^