福井県立恐竜博物館リニューアル展示レポ、今回は新館の模様をお伝えします。^^

まずは新館ドーム中央のモニュメントから、

頂上からフクイラプトル、フクイプテリクス、フクイベナトール、フクイサウルス、コシサウルス、フクイティタンの順で展示されています。

フルカラーのLEDイルミネーションが素晴らしいです。

写真は12日の午後と13日午前中に撮影したものですが、かなりのバリエーションがあるようです。

 

新館の構成ですが、

収蔵庫と特別展示室がメインで、収蔵庫はその一部が見れるようになっています。^^

特別展示室では企画展がない期間は太古の福井駅前を再現した、3面シアターが上映されています。

床面積は旧特別展示室と同じか少し大きい程度と思われますが、高さが倍以上あるので、大型標本や科博の恐竜博のような、立体的な展示が可能になっており、今後が楽しみです。

 

またリニューアルに伴い、化石研究体験という体験施設が新設されました。

入館料とは別料金で基本は予約制です。

空き枠があれば飛び込み参加できますが、予約するのがベターでしょう。^^

今回その化石研究体験に参加してきました。

3つカリキュラムを4人1組で回るので、1~3名は相席になります。

私は親子3名に相席しての参加です。

※随行はできないので、乳幼児のいる方はご注意ください。

 

まずはT.rexの頭骨復元体験から、

T.rexの頭骨の片面を4人1組で、モニタパネルの指示を見聞きしながら行うのですが、骨の形状を理解している方でも、固定枠に収めるのは、しっかり考えて行わないとうまく収まりません。^^;

制限時間20分ですが、組み上げられないチームもあるとか・・・

少し重量のあるパーツや保管場所に裏返って保管されているパーツもあるので、小さいお子さんだけでは難しく大人とのチームプレイが必要でした。^^

この頭骨復元ですが、野外博物館が閉まる時期は化石発掘プラスというカリキュラムに変更になります。

通常の発掘体験と違うのは、持ちかえりは不可となっていることです。

次のカリキュラムは化石クリーニング。

北谷層の母岩くずを固めた中に、フクイラプトルの歯冠化石のレプリカが埋まっていて、それをエアスクレイバーで削りだす作業を行います。

母岩くずを再固着させたもので、実際の北谷層の母岩よりは遥かに軟らかいはずですが、結構しんどかったです。

何とか制限時間内に取り出すことが出来ました。^^;

※作業の際、粉塵が飛びますので着ていく服には、注意してください。

最後のカリキュラムはCT化石観察です。

全部で12点ある標本を、CTでスキャンしデータを観察する体験で、顎の中に埋まっている置き換え歯や頭骨の断面、母岩に埋まっている化石や球果の内部を観察できて面白かったですね。^^

オリエンテーションを含めて2時間のコースですので、皆さんも一度は体験して頂きたいです。^^

 

あと新館1階ではティラノミムスの標本が期間限定で展示されています。

ティラノサウルスと見間違ったという、腸骨の特徴・・・

数体分の化石が出ており、今後の研究が待たれます。^^

来春には、お台場の某TV局で開かれる恐竜展にも来るみたいですので、それもまた楽しみです。

 

今日はここまで、次回はその他の展示について、お伝えします。

ではまた。^^