心温まる母のヘンテコ料理 | 家庭料理を次世代へ伝える 冨士田かおり

家庭料理を次世代へ伝える 冨士田かおり

料理を教えるプロが、『食』のあれこれを伝えます!人は死ぬまでに87,600回の食事をします。
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ありがとうございましたm(_ _)m

さて
皆さんは我が家だけの
ヘンテコ料理ってありますか?
それは例えば

お母さんから教わった
お店や他のおうちでは食べる事ができない
何だか
ヘンテコ?な料理

我が家では
わたしの上に兄が3人
食べ盛りの頃は
食費だけでも大変だったと思います

あの頃
いま考えると『ヘンテコ料理』だな
ってのがありました

ご想像下さい(笑)
土鍋の真ん中に田楽味噌が浮いてる?
燗酒を作る容器に味噌が入ってて
土鍋の真ん中においてある。

その周りに

コンニャクだけが
ゆらゆら泳いでいる(笑)
ゆらゆら…
え?それだけ?

おかずは以上!!

白いご飯と味噌味のコンニャク(^^;;
それをがむしゃらに食べます

確かに今思うと 
そんな鍋料理ないやん!
どこの家でもやってないやろ!

そうわかるのですが。

子供って母の料理が全てで
家の食卓が100%で
信頼しきってますから(笑)

これ変ちゃう?
と疑わなかったのですね
特にあの頃は。
もう50年も前ですから
ファーストフードや
コンビニや
お惣菜なんて無かった

母の『ヘンテコな料理』は
更にあと幾つかあって
いまも心に深く刻まれていて
他にもあったであろう
『普通の料理』よりも
思い出として大切に残されています

もし、皆さんのお母さんが
まだご存命で、そんなヘンテコ料理を
昔作ってくれてたなら

どうか、絶やさない為に
お母さん、いや、お父さんかもしれない
とにかく作り方を習い
復刻版ヘンテコ料理として
再現してみて下さい

きっと、
料理と同時に子供の頃の事が
思い出されて

とても温かい気持ちになるはずです
もし
ご兄弟がいたら
懐かしい話で盛り上がる事でしょう

私はこのヘンテコ料理の話が
実家で話題に登ると
ハイテンションで
笑が止まらなくなります(o^^o)

何でかわかりませんが
子供の頃の視野の狭さや
疑わないまっすぐな心の自分が
可愛かったりします

家庭料理とは
そんなものではないでしょうか?
レシピを検索したり
素材を追求したりでは無く

ありきたりの日常から
生まれていくのだとおもいます

出し巻き卵レッスンは
料理の『入り口』です
料理って以外と楽しいなー
料理が出来ると嬉しいなー
けれど
料理って奥が深いなー

そんな事
感じてもらえたら幸せです
来月も東京、大阪で
出し巻き卵レッスン開催いたします

それとは別に
我が家のヘンテコ料理選手権!
いつか開催したいですね(笑)