公演が終わって、1か月も経っていないなんて、ウソのような時間の流れ方です(笑)

OSKさんの公演、Crystal Passionの衣装の生地に関する秘話を少しばかり。


舞台公演の衣装は、OSKさん本社の方を中心に、演出家の先生、音楽の先生、声楽の先生、大道具さん、など関係者が一堂に集まったときから話題に上ります。

ただ、内容が確定するのは、もっと先のことなのですね。

内容も決まり振付が開始され、香盤表も出てきたころから、そろそろ本格的始動!となります。

先だってのCrystal Passionでは、実はかなり短期間での作業となりました。
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その日、私が生地の在庫確認を取引先にした後、打ち合わせに臨み、数ある生地の中から、今回の7種類の生地が確定いたしました。
 
  
帰り掛け、購入手配をかけたところ、なんとまあ、この中の2種類が、あろうことか、在庫不足!?
しかも、再生産もなく、(メーカーさん直でお取引させていただいているため)メーカーにない、ということは・・・・・え????もしかして、まさかの絶望的?!ってことですか????


いやな、汗が流れました。

慌てて本社にご連絡するも、演出の先生はお稽古に入られていらっしゃるし・・・と、二人して、再び慌てました。

しかし、そのタイムラグがよかったのでしょう。

全国を探してみる可能性があることに気がつきました。



とはいえ、このメーカーさんがお取引されている小売店さんのデーターなんて、どこにもありません。

それでも、深夜までかかり、ネットを駆使し、埼玉県と、北九州市に在庫があることが判明したのです。


希望要尺より0.2M足りませんでしたが、そこは、マーキング、裁断の腕の見せ所!

なんとか、無事に乗り切ることができました。



お仕事をする上で、予期せぬことが起こったとき、解決の可能性が0%ではないならば、絶対にあきらめないことが大切だ、と痛感。

そして、共に心配し、心を砕いてくださった本社のご担当者様にも、心から感謝しています。