ヤツの背中 | kamiの創作工房

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富士の麓で自営で建築業を営んでおります。座右の銘は「やる前から諦める奴が一番つまらない人」 
今日も当たって砕け散る多趣味な 父ちゃんの 中途半端なブログ

今日は去年暮れに工事した店舗へ部屋の間仕切り仕事に
LGSにボードは軽天屋の親方 それを追いかけ自分は引き戸
お店の休日を利用してなので時間勝負的な仕事だった
 
そう思えばこの軽天屋の親方とは長い付き合い
自分が前職で監督業だった頃出会い 同級だったり趣味も合ったりで馬も合い それからは良く直接仕事を頼んだり遊んだりもした
 
時も流れ 自分が独立したての頃 始めたは良いが仕事が余り無くそんな時「来いよ」って応援に呼んでくれて助けてくれた
軽量やボード仕事なんて猫の手以下の自分を普通の日当で使ってくれて なんか「大変だけど頑張ろうぜ」って言ってるように感じたのを今でも覚えている
それだけでも有難かったのにボード貼りのコツや何やら色々教わった 
その時は 応援の俺にそこまで教えてもって思ったけど大工業に戻っても生きる部分がその中に結構有った事を後から知る
 
そんな器からか今ヤツは何人も人を使い株式会社の社長にまでなったので もうボード軽量仕事で応援に呼ばれる事も無いだろうが もしかするとも限らない
そんな時 少しでも教えて貰った身として恩は仇で返したくない 
もちろんボード屋並みにとは無理だが「忘れてネェじゃん」くらいでは居たいと思う気持ちが俺の心の何処かに有るのか何なのかは解らないが
これが自分がビス打ち機を未だに使わないでいる理由なのかもしれないと今日ヤツの背中を見て ふと思った