細挽きコロ(2) | kamiの創作工房

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富士の麓で自営で建築業を営んでおります。座右の銘は「やる前から諦める奴が一番つまらない人」 
今日も当たって砕け散る多趣味な 父ちゃんの 中途半端なブログ

前回までのあらすじ

 

それは前回をみてくれ

 

さて早速エゾ40面で何回か試し挽きしてみる

ちなみに書きながら気づいたが安全カバーが固定されてる絵が出てくるが 写真を撮ってる関係 ということで

 

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確かに細挽きコロのおかげでマルノコと材のコケに集中してれば安定というか安心して落とせるが まぁ40も接地してるんで

次は落とした15㎜程を10㎜に

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この辺りから細挽きコロの効力がさらに増すが羽根定規の当て板が9㎜では薄すぎると気づく

次は見切り材10㎜を間半分に

この手のはマルノコ台での作業では有るが現場で突発にと想定し

これを現場でやろうとすると同高の幅広の押え木なりに切り材を当てたりしてマルノコベース載せてとそんな前準備をして挽いてた領域だがもちろん細挽きコロに定規が反対に有るんで10㎜だけを台に密着のみで

このサイズでもなんとかと言いたいところだが

細挽きコロとは関係ない危険予知的な事も含むが 挽き始めと終わりはマルノコベースの掻きに切り始めと最後に材が落ちるのでそこだけは厚みも微妙だった

この事については後に触れる

 

さて電気7型でここまで出来ると6型に替えたらもう少し上の領域で出来るかとチェンジ
 
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7型と同じような事をやっただけなので絵は無いが使い慣れてるだけに余裕もプラスされるので細落としになってもその安定感と作業性はかなり上
野材に限らず雑巾ズリなどの細物にもコロ治具をワンタッチ装着でアタック出来るし幅狭の細落しだけじゃなく幅がそこそこ有っても例えば上がり框なんかの刺し物の溝付きなんかにも保険的に使っても良いかと思った
 
あと6型といえば普段想定でべニアなんかもやってみた

そうここで気づいたがローラーの掛かりは5.5㎜べニアがギリギリだった

 

時々場面が有るマルノコ定規が無い時の幅揃えのチョイカットを想定

実際補助コロの助けも有るが走り出せば1㎜以下カットも出来るし逆に使う事は無いが2㎜幅べニア作りとかも出来るがこれはコロ治具以外のマルノコの精度とか他の要素も絡むのでおまけという事で

 

おまけと言えば最後の締めに先ずこれも必要に追われる事も無いと思うがこの補助コロが無ければやらんだろうかとコンパネを縦半分に

高さは余り低いと簡単すぎるんで45としてみた

そうこの絵でも解るかと思うが羽根定規の当て板が9㎜厚の物だと薄い ローラー下まで有るような当て木定規が有ればもっと安定して挽いていけると思う

 

まぁどちらにしても 楽しかったぜェ 

 

最後に感想とまとめをしてみると

ひと言でいえば補助具という安定と安心感は間違いなくプラスされる物で有る

ただこのプラスという言い方だが 記事だけを見るとこの補助コロ具が有れば変な言い方だが素人や不器用な人でも細挽きが簡単に出来るって捉われそうだがそうでは無く どちらかと言うとこの治具が無い状態で細挽きするに こうしたらこうなるとかの経験やその中に有る危険予知的な事なども経験で知ってる玄人さんがこれを使って技量をプラスさせる事が出来る物であるような気がする

 

自分的には定規バーが400付近でこれ用に当て板厚20㎜程の右・左差し専用のが欲しくなった

当て板長さも曲がりが激しい雑巾摺や貫なんかに短めの150辺りで材に身を任せ走らせていくみたいなも試してみたい

利兼さん側ですと有るもので試作されたとは思いますが戸車ローラーの厚みを材に合わせ頂いた物よりワンサイズ大きい物など2,3種類のラインナップとか有ればと思います

溶接個所とか締めネジの固定などに不安は有りませんでしたが定規の平板バーへ入れる部分が若干緩い感じがします 押す側に寄ってしまえば良いのですが

そうサイズで言えばこのまま手曲げで調整も出来そうですが材を押える力が今の板バネの曲がり程必要では無さそうでその分曲がりを小さく弱めにしつつ全体が小ぶりな作りになってもいいかと思いました。

 

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ひと知恵しぼればこのままで違う使い道 そうトリマーにも良いのではとかと妄想も生まれてきましたのでその時が来たらまた試してみたいと思います。

 

もしこの薄挽きコロがオリジナル商品として飛ぶように売れても 宇宙にまで行けるかはそれもまた薄い望みとなるかもしれませんがどちらにしても面白い物を頂き有難うございました。

 

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