綿菓子のいえ -2ページ目

猫の脱走-17【シオは生きていると信じて探し続けます】

シオがいるかもしれない地域の方にご迷惑をかけてしまったので

私達は、そこの地域の自治会長?さんの所へ

今後はより気をつけるのでもう少しの間、猫の捜索を続けさせて頂きたいとお願いをしに行きました。

 

そして、少し前から疑問に思っていた事を解消させるべく行動しました。

 

それというのは、ここにシオはとっくにいないんじゃないか、という事です。

 

捕獲器に入る猫、トラップにかかる子にシオがいないからです。

カメラに写った映像を飼い主が見て確実にシオだ!と捕獲したのに毎回オレンジでした。

いつ入れ替わったの???

と思っていました。

 

もしかしたら、シオはとっくに移動していて

暗視カメラや見守りカメラで追っていたのはオレンジだったんじゃないだろうか?

 

冷や汗が出て、震えました。

私達、何ヶ月シオの事ほったらかしにしてたの?と。

この地域の人から最後に目撃情報をもらったのは何月だった?

 

シオってどこにいるの?

待って、シオって生きてるの?

 

完全にパニックでした。

情けなくて、でも、シオが飼い主を待ってると思うと辛くて死にそうになりました。

 

 

 

シオらしき猫の寝床、今まで写っていた場所に、センサーライトとカメラを設置しました。

 

風が強い日はカメラが倒れていたり、雨の日は設置出来なかったり、

そもそもカメラの設置を拒否されたりと、時間の掛かる確認作業でした。

 

そして...4月下旬、シオらしき猫=オレンジだという事が判明しました。

 

 

写っていたのは紛れも無くオレンジでした。

他のカメラも、全てオレンジ色の長毛タビーの、捕獲されてきたこが写っていました。

 

 

 

私達は今もシオは生きていると信じて探し続けます。

 

有力な目撃情報は何一つありませんが、

清掃局からの連絡もなく、問い合わせても該当する猫はいないとの事。

保護の情報も何もないので探し続けます。

 

野良猫ちゃん達がこうして生きている訳だから

うちのシオもお腹は常に空いているだろうけど、生きて飼い主が見つけにくるのを待ってくれているんだと思います。

 

 

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猫の脱走-16【再び目の前にやって来た】

トンネル捕獲器に捕まった猫はシオではなくオレンジでした。

 

が、シオはまた暗視カメラに写らない日々がやって来ました。

 

そしてその間、寝床と餌場にアライグマがやってくるようになりました。

ネットで調べてみると、どうやらアライグマと猫は天敵だとか‥

 

アライグマを呼び寄せたのは99%我々のフードなのでどうにかしようと

あるだけの捕獲器を設置しました。

 

すると捕獲器にアライグマが入ったよ!と住人の方から連絡を頂き、

急いで向かったが既に遅し...アライグマは捕獲器の仕掛けを器用な手で開けて逃げた後でした。

 

それでも2回程アライグマを捕まえ、これでシオが戻ってくるぞと安心していましたが

まさかのまさか、彼は寝床を変え、どこのカメラにも写らなくなりました。

 

シオ!!

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ローラー作戦で一軒一軒カメラを仕掛けるお宅をずらし

同時に、過去にシオが写った場所、餌やりさん宅にカメラ。

 

それでもどこにも写りませんでした。

これが2023年3月の出来事です。

 

私達は、またシオを見失ったのです。

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そしてとうとう地域の方から苦情が入りました。

 

夜に懐中電灯であちこち照らされ(捜索や餌やりや捕獲)

知らない車にウロウロされて(うちの車、Tさん、探偵さん)

みんな言わないけど、長い事猫探しされて迷惑だ、と。

 

長い事...確かにそうです。

12月からこの地域にお邪魔して、4ヶ月。

挨拶して猫を探していると理由を話して、時にはお礼を渡して、

ご迷惑をおかけしますと頭を下げ続けて来ましたが...限界だったのでしょう。

 

ここ周辺にまだシオがいるかもしれないのに?

シオを見失った上に、捜索すら出来なくなった、絶望が再び目の前にやって来たのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

猫の脱走-15【トンネル捕獲器成功なるか】

自動トラップから逃げ出したシオは

数日間姿を消しました。

 

4,5日後、やっと寝床に戻って来ました。

 

自動トラップは警戒されていると思ったので

次はカムフラージュした捕獲器を設置しました。

 

シオはトンネルが好きだったので

捕獲器の中にトンネルを伸ばして入れて、

外側は紙で出来た米袋(大)で罠っぽさを消しました。

 

 

また数日間【閉まらない捕獲器】に慣らし

閉まる捕獲器にチャレンジしました。

 

 

 

一度去っていきました。

 

しかし、中のご飯が気になり、戻って来て捕獲は成功です。

 

 

暴れ過ぎて怪我をするんじゃないか、

壊して逃げてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしました。

 

シオ、大丈夫だよ、お利口さんだね、

泣きながらそっとライトを当てると

 

違う猫でした。

 

嘘でしょ...。