綿菓子のいえ -4ページ目

猫の脱走-11【シオと捕獲で揃えた物】

シオを見失い、途方に暮れ、休みが終わり、泣く泣くシオがいる場所から遠く離れて仕事をする日々に戻りました。


シオがいなくなった10月は心労で痩せましたが、この頃は同僚に大丈夫?と聞かれる位に全体的に疲れ切っていました。


1月半ばのこと。


よくシオが写っていた場所のカメラにシオが写りました!!

 

年末年始で人の出入りが多くなり、騒がしくなったのが嫌で一時的に移動していたのかな?

そう結論づけて私たちは再度餌やり人になりました。

 

が、再度シオを見失うのだけは絶対に嫌だったので

カメラを10台増設し、シオの寝床を探すことに注力して行きました。

 

同時にシオ捕獲作戦を再開しました。

次のトラップはネットの隅に紐を通し、滑車に掛けて吊り上げるものでした。

(これなら突進出来ないだろうと考えた)

 

他の猫はウェットフードに誘われて次々にやって来ましたが

何故でしょう、シオは現れませんでした。

 

来た猫を毎回お腹いっぱいにさせないとキリがないので

(毎回吊り上げるのは可哀想だし)

このトラップはちょっとコスパが悪いなと止め、

名探偵キャッツさんのYouTubeに上がっていたトラップを真似して作りました。

 

これは上の蓋木枠が下の木枠に収まる仕様になっており

蓋部分には重しをつけています。

 

 

そしてセンサー付きのカメラで離れたところから確認し

猫の全身がトラップに入ったら紐を引いて捕獲するというものです。

 

カメラは屋外用の物が売り切れだったので

屋内用のものと、ミニハブと、人感センサーを使用し、

iPadでリアルタイム監視、猫が来たらスマホに通知が来る様にしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫の脱走-10【シオがいなくなりました】

捕獲器の失敗から、1,2日後、突然シオが餌場に来なくなりました。

 

自分に「大丈夫、明日こそ」と言い聞かせながら、3,4日様子を見ていましたが、

餌場に来るのは他の犬猫だけでした…。


嘘でしょ。せっかく見つけたのに!

手の届くところにシオがいたのに!!

 

早朝からペットボトルにお湯を入れ、ダウンの左右のポケットに突っ込みシオを探しました。

 

でも、どこを探しても

どこにカメラを設置してもシオは写りませんでした。

 

移動?

 

急いでアニマルコミュニケーターさんに依頼してシオの見える景色を教えてもらいました。

 

年末年始で仕事が休みだったので、毎日該当場所を探し歩きました。

似ている場所を見つけては、家主にカメラ設置の許可を請い、

その間またアニマルコミュニケーターさんに依頼、その繰り返しでした。

(サブスクプランがあればいいのに!)

 

シオが全くカメラに映らない日々はとても不安で

もう仕事を辞めて捜索に専念しようかと真剣に考えていました。

 

あの時、捕獲を失敗しなければ...!!

 

絶対に保護して晴れ晴れとした年始を迎えるはずだったんです。

シオ用の首に垂らす虫を殺す薬も病院で処方してもらって、あと一歩だったんです。

それなのに私たちは捕獲に失敗した上に、まさかのシオを見失ってしまいました。

 

猫の脱走-9【飼い主餌やり人になる、からの捕獲作戦】

それから毎日同じ時間にフードをあげに行きました。

 

オンラインフォローの探偵さんには

「シオ君が食べていたフードを沢山置いてあげてください」

とのことだったので、その様にしました。

 

しかし、直ぐに我々は行き詰まる事になりました。

 

それは...ライバルが日に日に増えて行ったのです。

シャム猫、サバ白、オレンジ、アメショ風、黒猫、そして野良犬...。

 

その子達が全員お腹いっぱい食べてもシオの分が残る量のフードを置く。

2kg 5000円近くするフードは3日でなくなりました。

 

そうでなくても、探偵さんや暗視カメラ複数台、交通費に相当な出費がかかっているのにこれ以上??

そんなにフードにお金がかけられず、フードは安い物に替えました。

 

そうして毎日シオが来る時間と

どこから来てどこへ行くのかをカメラの場所を変えて追って行きました。

 

シオが見つかり俄然やる気を出した主人が、トラップを作り猫達で練習していました。

一つ目は典型的なトラップでした。

 

カジ君が警戒してウロウロしていた隙に、コットンが入り

 

速攻で捕まっていましたw

 

このトラップを餌場に運び、12月の夜中に車の中で待機(極寒の地)。

4時間待機し、一度シオらしき猫が捕まったのですが(!)

網を破って逃げられてしまいました...。

 

 

今思えば、こんな頼りない網じゃ無理だよな〜と思いますが、

我が家の猫は捕まっても暴れなかったので、破られるなんて想像もしていなかったんです。

(シオらしき猫は何度もドーンドーンと網に突進して破りました)

 

次のトラップを作っている間に、捕獲器を閉じない様に括り、

捕獲器自体に慣らして行きました。

 

数日掛けて捕獲器の奥まで入れたフードを食べる様になり

捕獲決行だ!!

 

翌日何度も何度も

何度も何度も何度も

捕獲器が閉まるか確認して設置をしました(所々にチュールもおくよ)。

 

 

ところがその日は強風で、周りに巻いていた紙が吹き飛ばされてしまい、急遽布に変更したんです。

そうしたらその布が干渉し、シオが奥まで入ったのにも関わらず、閉まることはありませんでした。