なぜ逃げられないか~モラルハラスメント | 相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

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モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門中央区の女性行政書士 
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第31回モラルハラスメント語りと癒しワーク

開催します
とき:2015年1月24日(土)10:30-13:00
ところ:東京よつ葉法務オフィス(東京都中央区京橋)
料金:お一人さま3,000円
*お飲み物ご用意します
*女性限定*
詳しくは こちらの記事  をご覧下さい

*残席1つです*

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「そんなに酷い旦那さんなら、

さっさと別れれば良いじゃない。」



「離婚すれば終わる話でしょ」


「別に毎日監禁されている訳じゃないの

だから、

家を出ちゃえば良いのに」


「それでも離婚しないでいるのは

あなたでしょ」


モラ夫について相談をした時に、


時に、

上記の様な言葉を言われた経験のある

被害者妻の方もいらっしゃると思います。





これは現にモラハラ被害を受けている方に

掛ける言葉としては残念ながら不適切ですが、


DVモラハラの被害構造や

被害者の心理に対する知識が無い方は、


「なぜ逃げないの?」


と疑問に感じたり、


相手を思うからこそモラハラと言う暴力を

受けながらも離れられない事を

じれったく感じてしまうのも、


一方では無理も無いことなのでしょうね。






確かに、家に縛りつけられている訳でも

自宅に監禁されている訳でもないけれど、


だけど被害者は逃げられない。





どうしてでしょう。






確かに身体的に物理的拘束を受けている

訳では無い。



けれど、

モラハラと言う精神的暴力を振って来る

配偶者から逃げられない。



そこにはやはり、


心理的な要因が大きく関わっているのだろうと

思います。





家庭内で夫からモラハラを受ける妻、と言う

関係性の場合、



日々妻に対し精神的に攻撃したり圧迫したり

するのも夫であれば、


時々は優しくしたり何事もなく平穏に過ごして

安心や幸せを感じさせてくれるのも、夫です。




この、


「被害を与えるのも幸福感を与えるのも夫」


と言う状態は、


被害者妻を混乱させます。





高い緊張感の中で生活する事を強いられている

最中に、


時々労いや優しさを与えられると、


それを被害者は救いや愛と取り違えて

しまうのです。




「世界中で夫だけが私の味方の様に思える

瞬間があった」


とお話して下さった被害者妻の方も

いらっしゃいました。






トラウマティックボンディング、と言う

言葉があります。

日本語では、


「外傷性の絆」と言われています。



弊事務所では、「外傷性の絆」はあまり

ピンと来ない表現なので、


「『不健康に出来上がった絆』だと

考えて下さい。」


とご説明しています。




不健康なものであっても絆は絆なので、

なかなか断ち切るのが難しい。





恐怖と愛情が同時に存在する、


非常に複雑で苦しい心境です。




さらには、


恐怖と高い緊張の中暮らしている被害者が

加害者から脱出すると言う事は、


被害者にとって

非常に高いハードルに感じられると

言う点にも言及したいです。





万が一脱出が失敗したら。


万が一脱出前にモラ夫に脱出計画がバレて

しまったら。


一体私は、私は、そして子ども達は、

どうなってしまうのだろう。





そう考えると足がすくんでしまい、


「だったらモラ夫のルールを取り入れて、


夫のやり方に適応し、

夫の支配を受け入れてしまう方が安全だ。」


と感じてしまうことがあるのです。







「どうして逃げないの?」


とあなたは周囲に言われた経験があるかも

知れませんが、


あなたは逃げないのではありません。



逃げられない状態に追い詰められて

いるのです。




被害者がモラハラから脱出するには、


適切な情報と援助、

そして精神的な支えが不可欠です。









今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。


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