昨日は学生の東部一部戦を観戦に行きました。
1次予選からずっと見ていたんですけど、主にドレスばかりに目が行きます笑
それで見ていて思ったのは、みんなすごく高そうな(笑)ドレス着てるなーってこと。
ここ数年で、学連のドレスの質ってすごく上がりましたよね。
たぶん、みんなすごくお金かけてるのでは…(°_°)
ただ、質のいいドレスなのは確かなんですが、それなのにあんまり素敵!って思えるドレスって多くないんですよね。
なんでかなぁ?って観察していました。
結論は、全体的にごちゃごちゃしてていろいろくっつけすぎなものが多い!
なんというか、まとまりがないドレス、多いですよね…
特にモダンドレスはその傾向が強いように感じました。
下はふりふりのスカート、上もモチーフに石に羽根に、フロートもいっぱいくっつけて、いろんな素材を使って、豪華!
…なのかもしれませんが、私としてはやっぱりちょっと、うるさすぎ!っていうものも多々散見しました(^^;;
ドレスのデザインって、すごく難しいんですが、自分の身体のバランスに対して足し算で作るだけでなく、引き算も大切だと思うんです。
どうしても気になるところを飾りで隠したくなったり、あれもこれも素材を使いたくなる気持ちはすごくわかります。
ドレスなんて、そう何着も買ったり作ったりできる値段ではないですしね。
特に学生は、ドレスで試合に出れる2年間の間ずっと着る、ベストの1着を!と思って作る人も多いからなおさらなのかな。
でも、お気に入りのドレスの要素をいろんなところからひっぱってきて、全部組み合わせたら素敵な1着が出来るかというと…
答えはNO!
何がしたいのか、よくわからないドレスになってしまいます。
ポイントは、主張する部分は一箇所に集中させること。
他は、思い切ってシンプルに。
気になる部分を何かで隠すのではなく、潔く出して、他の足りない部分に足すことでバランスを整えたり。
そういう取捨選択がドレス作りにも大事だと思います。
"必要なものが全てあって、不必要な部分は一つもないこと"
美しいもの、綺麗なものってそういうこと。
これは私の価値観ですが、ダンスも、同じなのではないでしょうか?
余計な動きより、より根本的な基本の動きを大事に。ひとつひとつの動作全てが噛み合っていて、前の動きが必然的に繋がって次のステップへ…
そういう根本的なものだけを、シンプルに見せれると、強いと思うんです。
ドレスもそんな、シンプルで、無駄のないバランスのもののほうがより自分の魅力を引き出してくれるのでは?
そんな中、見ていて素敵だなー!と思ったのは、ワルツで優勝した東大のパートナーさんのドレス。
写真がなくて残念なんですが、すっごく形が綺麗で、無駄がなく、彼女のイメージにも合っていて一際よく見えました(^^)
やっぱりチャンピオンになる子はセンスもいいですね~!
私自身はまだまだそんなドレスを作るためには力不足ですが、日々研究していいものを作りたいと思います(^o^)
あと…
やっぱりドレスにこだわるのも大切ですが、着る人の身体の質のほうが、もっと大切!っていうのを改めて感じた試合でした。
鍛えて磨かれた身体以上の、衣装はありませんね。
私自身はダンス中断中でもうゆるゆるですが、素敵なドレスを着こなせる身体を取り戻せるよう頑張らなければ…笑
それでは!