本日の一杯は、ヤマダイの《ニュータッチ 凄麺 酸辣湯麺 (五代目)》です。
頻繁にリニューアルが繰り返される凄麺シリーズ、今回の酸辣湯麺は発売から五代目の商品になるようです。凄麺シリーズの酸辣湯麺を食べるのは今回が初めてなので以前のものと比較などはできませんが、酸味と辛味のバランスやスープのトロミなんかの酸辣湯らしさに注目して食べてみたいと思います :)
◆スープは〈鶏がらとポークベースのスープに、椎茸、オイスターのうま味を効かせました。黒胡椒と白胡椒、ラー油で辛味をつけ、酸味は、アミノ酸が豊富な香酢を使用することでまろやかで香り高いスープに仕上がりました。しっかりとついたとろみが麺によく絡みます。香酢やごま油の香りを引き立て本格的な中華料理の酸辣湯麺を目指しました〉とのこと。酸味は香酢が使われているからか酢のとげとげしさが抑えられたまろやかさを感じるもので、辛味も強いほうではなかったのでよほど苦手でなければ問題なく食べられるレベルだと思います。酸味・辛味どちらも程よく効かせてあるといった印象の食べやすい感じで、なかなかいいバランスなんじゃないでしょうか。ちゃんとトロミもつけられていて、それもわざとらしくない自然な感じだったので良かったです。ごま油の香ばしさやオイスターの旨みと風味がより一層中華的な本格感を高め、酸っぱ辛いだけではなくしっかりと奥深さも感じられる味わい深いスープに仕上がっていました。
◆麺は〈当社独自製法のノンフライ製法により、生麺のようなモチモチ感とシコシコ感を実現した新配合麺です〉とのこと。いつものゴリゴリした食感の麺なのかなーと思いきや、普段の凄麺の麺とは違う比較的柔らかい麺質の麺ですね。それでいてちゃんとコシは感じられ、細麺ながらもプリッとした弾力があります。表面は滑らかでツルッとしているんですが、スープにトロミがあるので麺にスープがよく絡みスープとの相性もバッチリでした。麺自体の主張は控えめながら、スープに埋没することのないバランスがちょうど良かったです。酸辣湯麺には今回のような少し柔らかい麺質で、主張が控えめなスープと馴染んでいくタイプの麺が合うような気がしますね。
◆具は〈海老、チンゲンサイ、かき玉子、ニンジン、キクラゲ、ネギ、唐辛子チップ〉とのこと。おー、なかなか豪華な雰囲気が出ている具材構成なんじゃないでしょうか。特に酸辣湯に必須のかき玉子、玉子の風味とほんのりとした甘さがあって酸っぱ辛いスープとの相性は最高でした。海老も小さいながら海老らしい味があって、単体で拾って食べてみるとなかなか美味しかったです。チンゲン菜は独特の風味は多少あったんですけど、あまり歯ごたえがなかったのでちょっと微妙だったかなぁ。キクラゲに関しては本当に入ってるのか⁈という状態ですねw 一生懸命探したんですが何とか発見できたのは5mm~1cmないくらいの“おそらくキクラゲだろう”と思われる小さい欠片が2個…(苦笑) もちろん味はよく分かりませんでしたw 今回の具材の全体的なイメージとしては、単体で食べるというよりもスープの一部として食べるって感じですかね。かき玉子や海老は美味しかったし、どの具材も雰囲気を高めているという点ではとてもいい仕事をしていたので良い具材の構成だったと思います。(ただしキクラゲお前はダメだw)
《今回のカップ麺》バランスのとれた程よい酸味と辛味で、しっかりと中華っぽさを感じる上質な仕上がりの酸辣湯麺です。ノンフライ麺なので油揚げ麺特有のニオイが邪魔をするということもありませんし、酸っぱ辛いスープでサッパリと、それでいてしっかりとコクや旨みの感じられる奥深い本格的な後引く味わいでした。やはり、酸辣湯麺はインスタントらしさよりも本格さを追求したもののほうがいいですね。いやーさすが凄麺、完成度の高い仕上がりに満足です。ただ、食塩相当量がけっこう多いのでスープを飲み干す方は気を付けてくださいね(笑)
【製品情報】
商品名:ニュータッチ 凄麺 酸辣湯麺 (五代目)
発売日:2012/10/08 (リニューアル)
メーカー:ヤマダイ
希望小売価格:210円 (税別)
内容量 (めん量):111g (60g)
~栄養成分表~
1食 (111g) あたり
エネルギー:338kcal
たんぱく質:10.9g
脂質:5.8g
炭水化物:60.6g
ナトリウム:3.7g
(食塩相当量:9.4g)