本来ならAORアーティストではないのに・・・
AORっぽい曲を演奏して、またまたそれがヒットになってしまったら
それがそのアーティストのイメージになってしまう・・・ドキドキ
そんな、AORっぽい曲を演奏していたアーティストを取り上げて「AOR認定」してしまうコーナー
「アナタは立派なAOR超人だったよ!」

今回取り上げるのは、ウェンディ・モートンさん。
曲は「Change Of Heart」である音譜



ウェンディ・モートンは、テネシー州メンフィス出身のR&B~ポップ・シンガーである。

牧師の娘であるウェンディは、子供の頃から教会の聖歌隊で歌っていた。
メンフィス州立大学のルディ・E・シャイト音楽学校で音楽ビジネスを専攻して、メンフィスのスタジオでジングルを歌っていたところをプロモーターのディック・ウィリアムズに見出されたというドキドキ

マイケル・ボルトンの慈善コンサートで歌ったところ大変な評判となり、EMIとレコーディング契約を結ぶクラッカー
そして1992年にアルバム「Wendy Moten」でデビューしたのであったキスマーク
バラードからダンサブルな曲まで歌って踊れたウェンディは、マイケル・ボルトンのツアーのオープニングを務めるなどして活動する晴れ

彼女のアルバムはイギリスで火が付き、全英チャートで42位を記録。
また、シングルは「Come In Out of the Rain」が全米チャートでは55位も、
ACチャートでは5位、全英チャートでは8位のヒットを記録した爆弾
続くシングル「So Close to Love」も全英チャート35位を記録したのだった。
このような成功に敏感に反応したのが日本のリスナーで、ラジオを中心にヒットしていき、「Come In Out of the Rain」はオリコンチャートで1位を獲得するヒットとなったのだった!

その快進撃を受けて1995年にリリースされたセカンド・アルバムが「Time For Change」である。
こちらもデビッド・フォスターやジェームス・イングラム、キャロル・ベイヤー・セイガー、マイケル・J・パウエルらそうそうたるメンバーが曲ごとにプロデュースをつとめており、
なかなかに90年代AOR風の楽曲を楽しめる1枚となっているのだラブラブ

中でも「Change Of Heart」は、曲作りにランディ・グッドラムも関わった、大作感溢れる壮大なバラードだドキドキ
これまた日本ではオリコンチャート1位となる大ヒットを記録したのである!
・・・残念ながら日本だけでしかヒットしなかったのだがブタ



おお~なんと美しく清らかなメロディー、そして歌声なんだ!わんわん

彼女は海外ではこのセカンド・アルバム以降は全くヒット・チャートに登場しなくなり、
一発屋のような扱いを受けてしまったクマ

しかし、彼女はそれからも秀作と言えるアルバムをリリースし続けてその美声を聴かせ続けてくれたのである馬

もったいない歌うまシンガー・・・とも言えたウェンディ・モートンさん・・・
「アナタは立派なAORアーティストだったよ!」
時期が時期ならば大化けしていた可能性がある・・・そんな想いにかられる超絶シンガーだったのだわんわん

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