君が生きた証 第2章 #63 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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同窓会当日


ツバサ  「まいやん、あのお店だよ。」

「結構豪華なお店だね。もうみんな来てるかな?」

ツバサ  「う~んまだ開始20分前だから少人数しか来てないと思うよ。それにしてもまいやん、結局来たんだね。」

「うん。ばっさーに誘われたし、リュウくんも行っていいって言ってくれたから♪でも女子テニス部の子達に会うのはちょっと怖いかも・・・・・・・。」

ツバサ  「まいやん、中二の後半から女子テニス部の子達に嫌がらせを受けて一時期不登校気味になってたよね・・・・・・」

「あの時期は本当につらかった・・・・・・私が21才の時に胃癌になった時と同じくらいつらかった。でもこれらを乗り越えたおかげでリュウくんと結婚できたし、歌手になれたし、環奈も授かれたからね♪」

ツバサ  「そうだよね!私も早くケンとの子供が授かれるように頑張ろっと!」

「ばっさー、赤ちゃんが産まれたら抱っこさせてね。」

ツバサ  「もちろん!ところでリュウくんは今日、お仕事に行ってるの?」

「うん。リュウくんは今日、秋の特別ドラマの製作会議に行ってるよ。」

ツバサ  「環奈ちゃんはどうしたの?」

「リュウくんも遅くなるって言ってたから環奈は今日はリュウくんの両親のところにお泊まりするの。」

ツバサ  「それなら安心だね。」

話ながら歩いていると店の前に到着した。

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店員  「いらっしゃいませ!」

「あの~沼田第一中学校の同窓会に参加するんですけど部屋はどこにあるんですか?」

店員  「こちらです。」

マイとツバサは店員に案内されて、部屋に到着するとそこには男女5人が座っていた。

女性A  「あっ!まいやん!ばっさー!久しぶりー!!」

「こっちこそ!会うのは中学以来だね!」

女性B  「まいやん、新曲聴いたよ!ばっさーも新しい写真集読んだよ!」

ツバサ  「本当に?ありがとう!」

?  「おーい!まいのすけ!ツバサちゃん!」

マイとツバサの元にお世辞にもイケメンと呼べない眉毛が特徴的な男性がやってきた。

「トシヤ!!久しぶりじゃない!」

トシヤ  「まいのすけこそ!相変わらず美人だな!」

ツバサ  「トシヤ、元気そうだね。」

このお世辞にもイケメンと呼べないこの男性は中居トシヤ。マイの幼馴染みで現在は小さな建築会社の営業マンである。

ガラガラ

サトシ  「みんな久しぶりだな・・・・・・白石さん!?」

「あっ!サトシくん・・・・・・・・。久しぶりだね。」

サトシ  「・・・・・・・うん。久しぶり。」

みんな  「・・・・・・・・・・・・。」

場の空気が気まずい雰囲気になる。

トシヤ  「なぁ何であいつら気まずい雰囲気になってんの?」

ツバサ  「トシヤ、知らなかったの?まいやんは加藤くんのことが好きだったんだよ。」

トシヤ  「そうだったんだ・・・・・・・。」

その後、みんなが集まり乾杯して同窓会は始まった。

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女性C  「そういえばしぃちゃん。旦那さんのドラマ見たよ!」

「えっ!本当に!嬉しいな~♪」

ツバサ  「まいやん、何であなたが喜んでんの?今、リュウくんが褒められてるんだよ!」

「いいの!別に!リュウくんと私は夫婦なんだから!」

トシヤ  「なぁリュウって誰?」

ツバサ  「まいやんの旦那さんで脚本家として活躍してる人だよ!」

女性D  「えっ?もしかしてあの若手人気イケメン脚本家の岡田リュウ!?しぃちゃん、あの岡田リュウと結婚してるの!?」

「うん。それに子供もいるし。」

女性E  「子供の性別と名前は?」

「女の子で環奈って言うの。ちなみに名付け親はリュウくんだよ。」

サトシ  「ちょっと環奈ちゃんとリュウくんの顔見せてもらえないかな?」

「いいよ。」

マイはスマホを取り出してファイルを開いてリュウと環奈が写っている画像を画面に出した。

女性F  「さすがまいやんの子供!超可愛い♪」

女性G  「旦那さんも超イケメンじゃん♪しぃちゃん、旦那さんはどんな人なの?」

「リュウくんはすごく優しいし、育児にすごく関わってくれたり、私が仕事で遅くなった時に料理を作って待っててくれるんだよ♪あと中学二年生の時にジャニーズのオーディションも受けたことがあるんだよ。」

女性A  「えっ!この人ジャニーズのオーディション受けたことがあるの!?それで結果はどうだったの?」

「最後のジャニーさんの面接で落選したらしいよ。」

女性B  「それでもすごいよ!」

男性A  「まさに理想の旦那さんだな・・・・・。」

女性H  「ところで旦那さんとはどこで出会ったの?」

「高校の入学式の日に校庭で出会ってその二週間後に付き合い始めたの。」

女性I  「高校の入学式で出会ったなんて運命的だね!」

トシヤ  「俺も中学の時にまいのすけに告白すればよかったな~。」

ツバサ  「トシヤ、何か言った?」

トシヤ  「いや!何も!」

どうやらトシヤも中学時代にマイに惚れていたようだ。

そうこうやってるうちに同窓会は終了し、マイはリュウが迎えに来るまで店の外でツバサとサトシとトシヤと待つことになった。

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マイはリュウが迎えに来るまでツバサ、サトシ、トシヤと共に店の外で待っていた。

「リュウくん・・・・遅いな~。」

ツバサ  「仕方ないよ。東京から群馬は遠いからね。」

「ばっさーは今日はどうするの?ケンくんは今キャンプに行ってるから迎えに来れないから実家に帰るの?」

ツバサ  「うん。今日は実家に泊まって明日マネージャーさんに迎えに来て貰って東京に仕事に行くつもり。」

サトシ  「・・・・・・・・・・・・・・・。」

トシヤ  「どうしたんだよ?サトシ、あいつらのことを見つめて。」

サトシ  「いや白石さんと芹沢さんは本当に芸能人になったんだな~と思って。」

トシヤ  「サトシ、お前まいのすけに告白しないのか?」

サトシ  「何でだよ!俺は結婚してるし!それに白石さんも結婚して子供もいるし。」

トシヤ  「好きだったんだろ?まいのすけのこと。だから思いだけ告白すればいいじゃないか!」

サトシ  「わかったよ・・・・・・あの!白石さん・・・・・・」

「・・・・・・・はい?」

サトシ  「俺、中学の時からずっとあなたのことが・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

ブーン!キッ!

サトシがマイに自分の想いを伝えようとしたその時、店の前の駐車場にリュウが運転するTOYOTA AQUAが到着し、中からリュウが出てきた。

「マイちゃん、迎えに来たよー!!!!」

マイに手を振り呼び掛けるリュウ。

「あっ!リューウーくーん❤」

リュウに駆け寄り抱きつくマイ。

「マイちゃん、ごめんね。早く迎えに行きたかったけど製作会議が長引いちゃって。」

「いいの♪リュウくん、今日もお仕事お疲れ様♪」

ツバサ・トシヤ・サトシ  「「「・・・・・・・・・・・」」」

サトシ  「あれがあの二人のいつもの光景なのか?」

ツバサ  「うん。まいやんとリュウくんは超ラブラブの夫婦だからね・・・・・・・。」

トシヤ  「ドン引きだわ・・・・・・・・。」

「あっ!人前でイチャイチャしてすいません。」

サトシ  「あっ!大丈夫です!」

「俺は岡田リュウです。マイちゃんの夫で脚本家やってます!」

サトシ  「僕は加藤サトシです。公務員やってて家族もいます。」

挨拶を交わす二人。

トシヤ 「なんかぎこちないな・・・・・あの二人。」

ツバサ  「仕方ないよ。リュウくんはまいやんの旦那さんで、サトシくんはまいやんの初恋の人なんだから。」


「ねぇマイちゃん、ツバサちゃんの隣にいるあの特徴的な顔の人は誰?」

「あの人は私の幼馴染みの中居トシヤ。」

リュウはトシヤの駆け寄った。

「はじめましてマイちゃんの夫で、脚本家の岡田リュウです。よろしくお願いします。」

トシヤ  「こちらこそはじめまして。建築会社の営業職をやってます。中居トシヤです。」

挨拶を交わす二人。

「・・・・・・・・・・・。」

トシヤ  「何すか?俺の顔に何かついてますか?」

「いや、中居くんって特徴的な顔の持ち主だな~と思って。」

トシヤ  「はい?」

「まあお世辞にも"イケメンじゃない"ですけど女子受けする顔だね!」

トシヤ  「イケメン過ぎる顔を持つあんたに言われたくないよ!!」


その後、マイはリュウが運転する車で市川市に帰っていった。





つづく





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