夜空に咲く満開の花〜The future〜 後編 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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 19時、日奈子と蒼弥は江戸川土手の有料席に座って花火が打ち上がるのを待っていた。


 蒼弥 「花火が打ち上がるまであと15分か。」 

 日奈子 「そうだね。」

 シートの上に並んで座る蒼弥と日奈子。

 日奈子 「(花火が打ち上がっている間に蒼ちゃんに告白しなきゃ!お父さんが用意してくれた有料席のチケットを無駄にするわけにはいかないもん!)」

 心を落ち着かせる日奈子。



 環奈 「お姉ちゃん、めっちゃ緊張してる・・・。」

 美波 「日奈子さん、心を落ち着かせようとあめを舐めまくってるね。」

 少し離れた一般席で日奈子と蒼弥を見ている環奈達。

 優乃 「環ちゃん!美波ちゃん!日奈子さんと蒼弥さんの様子を盗み見たらダメだよ!ほらもうすぐ花火が始まるよ!」


 
 蒼弥 「そろそろ花火が打ち上がる時間だな。」

 日奈子 「あっ!花火が上がった!」

 ヒュー!ヒュー!ヒュー!ヒュー!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!

 オープニングの5秒間で10か所から1000発の花火が打ち上げられる。


 観客達 「おおーっ!!」


 次々と打ち上げられる花火を見て驚く130万人の観客達。


 蒼弥 「改めて見ると・・・すごい迫力だな・・・。」

 日奈子 「・・・うん。」

 花火を見る蒼弥と日奈子。


 環奈 「やっぱり市川市民納涼花火大会の花火はすごい!」

 夏海 「たまやー!」

 有沙 「今日来てよかった!」

 仲良く花火を見る環奈達。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 あっという間に花火のプログラムは進み、最後のプログラムに突入した。


 日奈子 「(どうしよう・・・もう最後のプログラムが始まっちゃった・・・早く蒼ちゃんに好きって言わないと!)」

 中々告白することができず焦り始める日奈子。

 蒼弥 「なぁ日奈子・・・。」
 
 日奈子 「な・・・何?蒼ちゃん。」

 蒼弥 「今年も花火大会に誘ってくれてありがとな。恥ずかしいけど俺、お前と花火を観に行くの楽しみにしてたんだ。」

 日奈子 「えっ・・・?」

 蒼弥 「俺、お前と一緒に花火観るの好きだから来年も一緒に行こうな。」

 蒼弥のその言葉を聞いた日奈子は蒼弥と向かい合わせになるため座っている方向を変えた。

 蒼弥 「どうしたんだ?日奈子。」

 日奈子 「あのね・・・・・私、蒼ちゃんのことが好き。小学生の時から好きなの・・・。

 蒼弥 「・・・・・。」

 日奈子 「もし良ければ私と・・・。」

 蒼弥 「ちょっと待って!ここから先は俺に言わせて!」

 日奈子 「・・・えっ?」

 蒼弥 「俺も日奈子のことが好きだ!小学生の時から大好きだ!だから俺と付き合ってください!

 日奈子 「蒼ちゃん、私でいいの?(涙)」

 蒼弥に告白されて嬉し涙を流す日奈子。

 蒼弥 「俺は日奈子じゃなきゃダメだよ。」

 日奈子 「私も!蒼ちゃんじゃなきゃイヤ!」

 蒼弥 「ということは・・・。」

 日奈子 「よろしくお願いします(涙)」

 涙を流しながら喜ぶ日奈子。

 ヒュー!ドーン!ヒュー!ドーン!ヒュー!ドーン!

 二人が恋人同士になった事をお祝いするかのように夜空に咲き続ける大量の花火。




 蒼弥 「日奈子、次が最後の一発だな。」

 日奈子 「うん。」

 ヒュー!ドドーン!

 ギュッ!チュッ

 二人は花火が咲いた瞬間に抱き合ってファーストキスを交わした。



 こうして蒼弥と日奈子は幼馴染から恋人同士になりました。




 おわり




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