広東省東海岸沖のゴマニベ釣りに行ってきた。ゴマニベの浮き袋は鱼胶(ユゥジャオ)と言う高価な漢方になるらしく、この時期沢山の釣り人が一攫千金を狙って海に出る。自分もそこそこサイズでいいので釣れるのを願いつつ現地スタッフに同行させてもらった。釣りのポイントは沖20kmの水深10メートルの魚礁。
シログチが飽きない程度に釣れるのを楽しんでいると、エビの泳がせをしていた竿が暴れ出す。竿先が海面に突き刺さったタイミングで合わせを入れるとうまく乗ってくれた。勢いよく糸が出ていき、ドラグを締め直すがそれでも糸はどんどん出て行く。巻いては出され巻いては出されを繰り返し、その度に糸が切れないか、バレてしまわないか心配になり早く上がって来いと願った。船の揺れと魚との格闘でバランスを崩し倒れそうになりながら徐々に引き寄せていく、すると突然大きな顔が海面から姿を現した。想像以上に大きい魚が掛かっていた事に驚き、タモ入れしようとするも再び潜られてしまう。糸を出されては引き戻しをまた繰り返し、最後はなんとかタモ入れに成功し重い魚体を船に引き上げた。
体長87cm、体高22cm、体重7.25kgあった。
道糸6号PE、ハリス10号フロロ、針20号丸セイゴ、餌:エビ泳がせ
大物を釣った余韻に浸りつつも更なる大物を狙うべく仕掛けを再投入する。
しかしこの日の大物はこの1匹のみで、あとはシログチが数十匹釣れたのみだった。
ゴマニベは10kgを超えるといい値段で売れるようだが、今回釣れたのは7.25kg(14.5斤)。これは現地スタッフに進呈することにした。次回は10kgオーバーを狙いたい。