シアターRAKU『テラヤマ音楽劇★くるみ割り人形』、6月25日の日曜日に無事、上演中の怪我も事故もなく、千秋楽の幕を下ろすことができました。
観に来ていただいたお客様、スタッフの皆様、出演者の皆様、ありがとうございました。
いろいろ感想をいただきましたねー
「エンターティメント性が極めて乏し」い、という厳しい意見の方もいれば、
ぼくの知り合いで某有名ミュージカル俳優のスタッフの方は、
シニア劇団ということを差し引いてだとは思いますが、
「とてもクォリティ高くて、芝居ってやっぱり良いよね〜とつくづく思いました。舞台上もさることながら客席の雰囲気も学びでありました」
と言ってくださいました。
また、「役者・音楽・映像練られた舞台。しかし、戦中生まれの寺山の、45年前の脚本は古く、今の人の心に刺さる言葉ではない(要約)」という方もいれば、
「物語の底を流れる「争うことの虚しさ」「反戦の思い」などを、歌や笑いのなかにも感じる。いま現在進行形のパレスチナのことを、どうしても思い出しながら観てしまう。」という方もいらっしゃいました。
やっぱり、人それぞれ、その人のむきあっている状況や立場によって、いろいろな感想がありますね。
嬉しい感想に喜んでいるだけではなく、厳しい意見にも真摯に向き合っていきたいと思いました。
ちなみに反論するわけではないですが、
寺山さんの脚本を原作にしていますが、流山児さんが脚色してますので、当然、流山児さんの思想や言葉も練り込まれています。
また、
「戦争が起きてほしくない。戦争は、自国、敵国の差なく、ただ若い兵士と無辜の民を傷つけ殺す。なぜ戦争がなくならないのか。なぜ戦争を起こそうとする人間がいるのか。戦争で利益を得ることに倫理的に耐えられる人間がいるのか。今も世界のあちらこちらで子供の上に爆弾が落とされている。なぜ私たちは止められないのか―」
という、坂本龍一さんの言葉の一部も台詞になってます。
芝居が終わったからおしまいでははく、考え続けていかなくてはならないものだと思いました。
来年もシアターRAKU出させていただくかもしれません。
ますます進化していく劇団でありますように。
この先、来年のシアターRAKU以外、お芝居の予定が全くありませんが、いろいろと精進していこうと思いますw