こんにちは。
ヘルスケアコーチの中原由美です。
【アトピー肌のバリアの弱さ】についてです。
私が、最初に、娘のアトピー問題で、非常にセンシティブになったのが、「お肌のケア方法」でした。
「アトピーのスキンケアには、何をどう使ったらいいのか??」
娘のお肌はどんどんカサカサになっていってしまうし、、、
アトピーは、お肌のバリア機能が弱いのだと説明されるし、、、
当然のように、
アトピーには「保湿が大事!!」ってどこを見ても書いてある。。。
でもね、このスキンケア問題ってのは、
最終的なサポートに何をどう使うか?っていう、実は一番「末端の知識」なのです。
このスキンケアは何をどう使ったらいいの〜???
ばかりを考えていた時には、
気付きようも無かったんだけど、
その状態の本当の姿を理解できない限り、
その状態にどんなサポートが有効なのか?っていうことは、わかりっこないのだよね。
原因と結果があって、
その現象をどう変化させたいのか、
その変化のためには何が体に必要で、
どんなサポートが可能なのか?
そこまでが明らかになるから、
最適なスキンケアはどんなものなのか?
が見えるんです。
さてさて、そんな理解のための一つのヒントに、
アトピーの肌バリアの弱さの理由とは??
アトピー肌は、
お肌のバリア機能が弱っている、
大変壊れやすい状態にある
って言われてますね。
これは、事実だよね。
アトピーを身近に見ている人はわかると思う。
すぐにカサカサになるし、
皮膚は薄い感じがするし、
傷がすぐに化膿したり、
炎症を起こしたりする。
特に、ステロイドを使えば使うほど、
使ったところのお肌の膜は薄くなる。
これ、感じてる人も多いと思う。
私自身も、
自分のアレルギー皮膚炎に
ステロイドをずっと使っていたので、
よくよく実体験として感じてます。
でも、じゃあ、どうして、アトピーの人の肌は、バリアが脆弱なの??
これには、皮膚の構造と材料に原因があります。
(かなり良くなった娘の背中♡これは小学一年生当時。もう二年前だ!今はスベスベです💚)
お肌のバリア機能というのは、皮膚の膜そのものが担ってる。
その仕組み自体も、バリアに適した仕組みになってる。
約30日ほどで新陳代謝され、新しい膜に変わっていく。
古い皮膚膜は角質となって自然に剥がれ落ちる。
古い皮脂膜は、皮膚に付着している常在菌たちの餌にもなるし、皮膚の適度な油分もバリアとして働く。
傷ができても、その修復能力は高く、体内のどの組織よりも、上皮細胞の再生は早い。
この膜は「脂質」を多く含んでいる。
この油が、内と外を分ける膜の鍵となり、適度な絶縁体の役割もl担っている。
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実は、この皮膚膜を構成する脂質の種類が、皮膚の脆弱性にとても関係している。
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(幸い息子は娘と比べて軽症。アトピーの出現場所も範囲が狭い。)
皮膚膜を構成する脂質が「酸化する油」だと、
皮膚膜自体が、酸化しやすい状態になる。
皮膚膜に存在する脂肪が酸化されると、皮膚膜として適切な役割を果たせなくなる。
さらには、酸化した油自体が「過酸化脂質」という猛毒に変化する。
この過酸化脂質は、周辺のタンパク質(ありとあらゆる体内の構成物)に強力に付着し、その形を壊滅的に破壊して変えてしまう。
形を変えられた皮膚膜は、膜としての機能を果たさず壊れていく。
これが、アトピー肌のバリア機能の弱さの本当の理由。
つまり、体内の脂質の質が、その肌の弱さを決めているわけ。
(おおらかな気持ちでいられる今に感謝♡正しい知識がメンタルヘルスも叶える♡)
だから、いくらスキンケアを頑張って保湿!保湿!とやっても、本質的な変化は起こらない。
肌の力が強くなるわけでもない。
肌のバリア力を強くしたいのなら、第一に考えるべきは、保湿剤じゃないし、洗浄剤でもない。
アトピーに対するスキンケア商法って、
ひどいものがたくさんあるし、
悪化するケースも多い。
また、
一旦良くなっているように見えるけれど、
実は、肌の力や体の力を削いで
症状が表に出ないように
見せかけているだけという代物も
星の数ほど多くある。。。
「アトピー肌はどんなスキンケアをすべき?」
の問いから抜け出せない人は、
確実に「アトピー沼」にはまる。。。
いや、私は、はまった。。。!
そんなものに陥る前に、「スキンケアに何使う?どれ選ぶ?」よりも大事なことを学ぶと良い。
本質的で基本的な知識として、
体はどんな仕組みで動いているのか?
この全体像を知ること。
これが、やっぱり、
これからの健康を守る一番の知恵だと思う♪
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