こんにちは。

 

 

ヘルスケアコーチの中原由美です。

 

 

「アトピー性皮膚炎は、皮膚の細菌の増殖が原因だ」

 

という説がありますね。


 

これは、残念ながら、アトピーという症状の本質を知らない人の情報です。

 

鵜呑みにしてはいけません。

 

 

ですが、、、、

 

 

皮膚の上の常在菌の状態が、皮膚の傷に与える影響は見過ごせません。

 

特に、アトピー肌は、肌のバリアが非常に脆弱ですから、甚大な被害を与えることがあります。

 

 

確かに、皮膚の上の常在菌たちの存在は重要です。

しかし、この皮膚に共生している細菌が、アトピーの原因ではないのです。

 

 

アトピー肌が、

皮膚の常在菌(細菌)

によって悪化する状態は、


アトピー患者さんによく見られる症状ですが、

 

これは二次感染という状態です。

 

 

アトピーで荒れた肌の傷が、

細菌たちの出す毒、あるいは、血中に入って細菌そのものが人体への毒となることにによって炎症が激化し、皮膚上の炎症が化膿・悪化し起こる状態です。

 

 

Image: © ROGAN BROWN via Rogan Brown

 

 

細菌(バクテリア)は、目には見えませんが、どこにでもいますね。


私たち地球に住む生命体は、この細菌の海の中で生き死んでいく生き物です。

 

ですから、

皮膚に付着し共生している細菌によって二次感染を起こすからといって、

細菌を駆逐しようとする(殺菌・除菌・滅菌する)ことは、非常にナンセンス!です。

 

細菌は、私たちの体内にすら存在し、

何十億・何百億という目に見えない細菌は

普通に私たちの呼吸する空気中に漂っています。

 

 

 

異常な炎症が起こる(二次感染をする)ということは、細菌が皮膚で悪さをするから起こることではなく、

 

私たちホスト(宿主となる生き物)の体内環境がそうさせているのです。

 

だから、いくら除菌しようが、殺菌しようが、

体の内側の環境が、その毒に弱い状態ならば、

感染するのは避けられないのです。





細菌の生態系でいえば、

他の生き物の生態系と同じで、

細菌の生態系が健やかな状態で保たれるのにも、

多様性と適量、という循環が必須の条件です。


一つの種類の生物が急激に減ったり増えたりしては生態系が崩れるし、


生態系内で、ヤクザのような危険な生物だけが生き残ったら、そこらじゅうで銃撃戦が起こり、収拾がつかなくなります。


弱い種族も、強い種族も、悪辣なのも、善良なのも、毒にも薬にもならないのも、いろーーーんな種族が生きられる状態で、

そのパワーバランスとしての【量】が、イナゴの大量発生のように偏ったり、大切な種が絶滅したりしない状態。

そういう循環のバランスにあるのが、健やかな生態系の必須条件なのです。


だから、菌類も、無駄に殺菌、除菌ばかりして、弱い菌から駆逐するようなことをやり続ければ、


やがて、そこは強い菌だけが生き残った殺伐とした世界になり、

強い菌だけが増殖した生態系は、やがて生態系内の生物が住む場の環境まで変えてしまいます。


こうなるた、やがては、その生態系は環境ごと崩壊します。


 

 

このことを理解しなければ、

 

アトピーやアレルギーの根本的な理解や自然治癒にはたどり着けません。

 

 

お肌のバリア機能を保護することは大事ですが、

無駄に殺菌、除菌するのではなく、

あくまで清潔を保ち、菌の生態系を無駄に乱さないことも大切です。

 

そして、細菌による感染を防ぐには、根本的な体内環境の改善が必要です。

 

細菌感染しにくい体を作っていくほかありません。

 

 

 

 

細菌感染しにくい体ってどんな体でしょうね?

 

ちょっと考えてみてくださいね^^)

 

ここの理解には、「免疫」という仕組みについての新しい視点が、非常に大切になりますよ♪

 

 

 

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