こんにちは。

ヘルスケアコーチの中原由美です。

 

 

 

アトピー性皮膚炎の治療では、、、


 

適切なステロイド投与を行いながら、

アレルゲンになるものへの対処などを行い、

良くなったり悪くなったりする症状を、

薬で抑えながら経過を見守る。


 

というのが、

アトピー治療(現代医療)のスタンダードです。


 

 

 

日本皮膚科学会の

アトピー治療のガイドラインにも、

 

1)スキンケア・・・保湿を徹底する。

2)薬物療法・・・ステロイドで炎症を抑える

3)アレルギー悪化要因の対策・・・ダニ・ハウスダストなど外的要因を押さえる。

 

の三つを同時にしっかりやっていくことで、

症状が出ない状態に維持すること

が推奨されています。

 

 

 

ですが、このようなアトピー治療は、


単なる【対処療法】に過ぎず、 


根本的な解決策・治療法ではないことも、


広く知られるようになってきました。

 


 

なぜ、アトピーのような症状が起こるのか?

 

そのしくみや、

体にとっての理由(症状が出る原因)は、

医療の現場では『不明』とされ、


複数の要因が組み合わさって起こる

原因がたくさんある

という説明のみにとどまっています。


よね??

これ聞いたことあるよね??


 

ですが、

現在の医療の体制下では、

アトピーの症状は

薬で抑えることができるために、


アトピーの原因やしくみは

うやむやなまま治療ができてしまいます!!

 



現代医療では、

アトピーのしくみや原因がわからなくても

「薬で症状を制圧する対処策」

がとれるからです。

 


 

このため、

ステロイド薬を疑問視したり、

副作用などの危険性を鑑みて、

投薬をやめる人が多くいらっしゃいます。


 

いわゆる「脱ステ」

脱ステロイドというやつですね。

 

 

image


ちなみに、私も、

子供のアトピーや

自分のアレルギー疾患への

ステロイド治療を中断したので、


「脱ステ」したことになります。

 

 

しかし、実際に、

ステロイドの投薬をやめる

「脱ステロイド」をすると、

アトピー症状がリバウンドするという現象に

多くの方が苦しみます。


 

でも果たして、これは、

本当にリバウンドなのでしょうか??

 

 

娘は、アトピー発症後、

すぐにステロイドを中断したのですが、


私自身の場合は、

長く、自分のアレルギー症状に

ステロイドを使用してきたので、十何年と…。。


ステロイドを塗るのをやめてから

最初の2年間は、

非常に頻繁にステロイドを塗っていた部分が

物凄く荒れました。

 

 

はい。



結果だけ見れば、

私たち家族は、ステロイドをやめることで、


症状が悪化 しました。

 

これは、ステロイドやめた方なら、

誰でも経験があると思います。

 

 

実際、確かに、ステロイド薬を停止すると、

症状自体は、

今までステロイド薬で抑えつけていた炎症が、

再燃するので、悪化します。

 

しかし、この、

ステロイドを止めたことで症状が悪化する現象には、ちゃんとした理由があります。

 


そして、

 

私は、

ステロイドを中断したことで皮膚の症状が悪化したとしても、ステロイド治療はやめた方が良いと考えています。

 

 

一般的には、

このステロイド剤を中止したことによる症状のリバウンド現象は以下のような説明がされています。

 

 

ステロイドは、

副腎皮質ホルモンと同じ物質で構成され、


本来ならば自力でコントロールしている物質を、

外部から足しているので、


この内分泌系の調整機能が弱っている、

狂っている、


もしくは、


自分で分泌できる副腎皮質ホルモンが

足りないから、


症状を抑えることができず、

アトピーが「リバウンドする」。


 

(だから、ちゃんと薬を塗りましょう!

という説得もある。

症状をコントロールしましょう!と。。。)

 

また、

 

ステロイドの分解物が

酸化コレステロール(酸化した油)として

皮膚に蓄積すること。


皮膚のステロイドホルモンへの

感受性が低下すること。


などが、

リバウンドという現象の理由として

あげられることが多いようです。

 

(この説明が正しいかどうかは、

今日は置いておきます!)

 


‼️


 

私がお伝えしておきたいことは、


 

脱ステロイドでの症状の悪化は、

 

「ステロイドを止めたからアトピーが悪化した」

 

という事では無い!!


ということです。

 


 

アトピー性皮膚炎の「症状」だけを見たら、

 

・皮膚がただれる・荒れる

・浸出液が出る・膿む

・激しい痒み・赤み・熱を持つ

・皮膚が盛り上がって硬くなる

・ガサガサになる

・赤黒く変色する

 

など、様々です。

 


ですが、これは実は、

アトピーといわれる病気の

ごく一部の表面的な現象です。

 

 

アトピーは、実は、

皮膚だけの問題ではありません!

 

皮膚に多くの症状が出ますが、

皮膚の病気ではありません!

 

 

なので、

 

皮膚表面の症状だけが出ないように抑える、

出ている症状を抑制する、

というステロイド薬治療は、

とてもリスクが高いのです。

 

 

人の体の仕組みは、

基本的に全てが、

外部の刺激や変化に対して柔軟に

「生き残る」ことを目的に動きます。

 

 

それは、繊細に微細に調整されていて、


内分泌系(ホルモンの働き)であれば、

50mプールに小さじ1杯程度の量で

激烈に効いていしまうホルモンを、


適量・適時・適所に、

自動制御で生成分泌している。

という具合です。

 

 

ステロイドは、

このホルモンの働きと同じような働きをします。


 

副腎皮質ホルモンの代替物として投与されます。

 

なぜかというと、

この副腎皮質ホルモン(コルチゾール)には

強力な炎症・免疫抑制作用があるからです。

 

 

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ここが重要です!下矢印下矢印

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アトピーに対するステロイド治療というのは、

「皮膚表面の症状を抑える」ために

考え出された治療法です。

 

 

ですが、


アトピーの根本は皮膚には無いので、

いくら皮膚表面の症状を抑制・制圧しても、


根本的な解決になりません。

 

 

 

皮膚表面の症状は抑え込めても、

病気の本質を制圧してはいませんから、

ステロイドを止めたとたんに、

本来、抑圧されていた分も、

皮膚に集中して症状が出る。

 

これが脱ステでリバウンド


とみなさんが考えている現象の正体です。


 

この現象は、

アトピーがリバウンドしたわけではなく、

体が本来の治癒過程を経ようとした際に起こる、単なる『変化の過程』ですし、


そもそも、ステロイド薬を塗っていた事自体が、

『症状の抑圧』に過ぎないという事です。

 

 

 

脱ステからの症状の悪化を、

(正確には抑圧が無くなっただけ)


「好転反応」と呼ぶ人もいますが、



 

炎症自体は、どんな炎症反応も、


病的な反応でしかありません。


 

ただ、体にとっては、すべての病気が、

体が生き残るために必要な反応でしかないのです。

それを、人が「病気」という名前で呼ぶだけ。

 

 

 

この脱ステからの悪化は、

一見、薬で抑制されていたがために、

悪化に見えるだけ。

 

ステロイドで抑圧しなかったら、

当然出てきたはずの症状だし、

それをステロイドで抑えることは、

アトピーの根本治癒にはなりません。

 

 

 

アトピーの自然治癒や根本治癒、

完治を目指す人には、


まだまだ、

ステロイドの本当の危険性っていっぱいあって、

知ってほしいところですが。。。


とにかく、この記事で、

ステロイド治療では

根本治癒にならないってことだけは、

知っていただければと思います。

 

 

しかしですね、ただ単純に、

それまで塗っていたステロイド薬をやめただけでは、アトピーや喘息は完治しません。


途中で気持ちが折れて、

ステロイドに戻る人も多くいらっしゃいます。

 

 

自然治癒、根本治癒させるためには、


自然治癒のための正しい知識が


必要だと本当に思います!!


 

4年で娘のアトピーが跡形もなく消えた(完治した)のは、


偶然ではなく、

自然治癒のための知識を軸から作り上げ、

それを使って実践した

たくさんの時間、工夫の連続が

その間に積み重なっていたからです。



そこは、脱ステすれば治る!というものではないことを、忘れてはダメですね!

 

 

我が家の記録、

こちらも合わせて読んでみてくださいね!

下差し下差し下差し

 

愛我が家のアトピー自然治癒記録。脱ステについて。

愛私がアトピー迷子を脱出できた理由。

愛アトピーの発症は腐海の森と一緒。

 

 

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