こんにちは。
ヘルスケアコーチの中原由美です。
食生活改善を始めると、
必ず気になる「砂糖」の問題。
ダイエットでも、もちろんですが、
体質改善したい!という方にも、
気になっている人が多いんじゃないかと思います。
実際、私も5〜6年前までは、
「砂糖中毒」って本当にあるのでは?
と思っていたし、
糖のとり方は、
今とは少しズレた指導をしていました。
間違った指導ではなかったので、
それは良かったと思うのですが。。
それでも、間違った認識があったことは確かです。
糖についての理解が
未熟だったことが原因ですが、
謎が解けた今は、
はっきり!
「砂糖中毒」の残念な虚像が見えます。
一般に、砂糖中毒は、砂糖依存症とも言われており、
砂糖の中でも、精製度の高い「白砂糖」は最も依存度が高く、
薬物依存症の中毒性よりも、砂糖の中毒性が高いなどとも言われています。
(最近では、この白砂糖よりも「果糖」が悪い!という説もまかり通っています。)
また血糖値を一気に上げる為、疾病リスクを上げてしまう、太りやすいなどと言われています。
ですが、この一般論では、「糖の種類」をすべて一緒くたにして語られており、
問題だらけです。
それに、血糖値が上がること自体は、意識喪失・失神などを起こすほどの深刻な状態を除けば、それは病気の原因にはなりえません。
「血糖値が高い」ことは何かのリスクになるのではなく、ただの「結果」でしかありません。問題は、なぜ血糖値が高いのか?の原因を把握できているかどうかです。
「砂糖」というのは糖の種類でいうと「ショ糖」という糖のことで、
これは、果糖とブドウ糖という2種類の単糖類の糖がくっついたものです。
単糖の中でも、果糖とブドウ糖は、私たち人間のエネルギー源としてすぐに使える最も効率の良い糖です。
この最も効率の良い糖に依存や中毒が発生するのでしょうか??
つまり、最も生存率の高いエネルギー源が、私たちを害するでしょうか?
体内で毒となるのでしょうか??
答えは、ノーです。
砂糖の他にも、人間が「甘さ」を感じる物質というのはたくさんあります。
砂糖=甘い物と一括りに考えていると、この事実に気づきません。
砂糖というのはショ糖という糖です。
人間が、天然の植物の中から、昔ながらの方法で抽出できる糖のほぼすべてがショ糖です。
稀に、単糖のままの状態で甘さを持つ食材も存在します。
一方で、「異性化糖」といって、人間が人工的に現代科学を使って作り出した糖が存在します。
これは、形は非常に天然の糖に似ていますが、全く異なる分子構造を持った糖です。
だから「異性化」なのです。
これは、今、あらゆる加工食品に当たり前に入っています。
「ブドウ糖果糖液糖」「コーンシロップ」「水アメ」など、
主に、原材料が遺伝子組み換えで作られた安価な穀物である異性化糖が、
たっくさん入っています。
コンビニの甘いものの食品表示を見てみてください。
すぐに見つかります。
この異性化糖は、糖は糖でも、私たちの体内で天然の糖のようには代謝できません。
つまり、重要なエネルギー代謝(生きる活動)を阻害してしまう糖なのです。
また、人工甘味料という物質も、非常に甘い物質ですが、私たちの体内では、代謝できずに、「毒」と同じような経路で処理されます。つまり、毒です。
これらの物質は、非常に少量で、非常に甘いという特徴を持った物質で、人体への影響はないと言われていますが、最近の研究では、非常に長い間人体に蓄積することがわかっています。
つまり、毒と同じです。
これらの人工糖を、天然の糖と一緒に考えるのは間違いだと思います。
天然の糖は、私たちに必須のエネルギー源そのものです。
一方、前述した人工糖は、私たちのエネルギー代謝をどんどん下げ、
エネルギーがしっかりと作り出せない体に変えてしまいます。
つまり、代謝の低い体に変わるのです。
(果糖が悪!と言われる言説では、この人工甘味料や異性化糖である果糖と、
天然の果糖をごちゃまぜに語っています。つまり、嘘です。
果物が体を壊す可能性があるなら、それは果物本来の成分ではなく、果物に添加される肥料や農薬、環境汚染物質の成分のはずです)
エネルギーが十分に回らない、作れない体は、
いつでも飢餓状態です。
エネルギーを常に欲しています。
そのため、最も効率のよい「甘い糖」を体が欲します。
ここで、天然の糖源として、果物やきび砂糖、黒糖などのショ糖や単糖の豊富なものをたくさん摂取すれば、エネルギー代謝を妨げることなく、自然に回復しますが、
ここで、異性化糖や人工甘味料ばかり摂り、しかも、糖質制限などして、炭水化物という糖の形ですら糖を補給しない選択を繰り返せば、
体は、糖を狂ったように欲するようになります。
飢餓状態が改善しないからです。
これが、砂糖中毒の正体です。
砂糖であるショ糖が体を壊すわけでもないし、
砂糖に中毒性があるわけでもありません。
まして、微量な終末糖化物質が問題であるわけでもありません。
異性化糖や人工甘味料に健康を害する問題があり、
エネルギーが不足した飢餓状態の体は、
常に優秀なエネルギー源である糖を欲するというだけです。
砂糖中毒だと感じる方は、
主食を抜かずに、(白米をよく噛んで食べることを勧めますが)
甘いものが食べたい時には純黒糖を食べるようにすると良いですよ。
甘いものの欲求が収まるまで、量の制限をつけずに黒糖を食べても、
黒糖だけを食べるなら、太る心配は一切不要です。
また、砂糖による「血糖値の上昇」に不安を感じる方も、
その心配は、不要です。
血糖値が高いこと自体は、問題にならないからです。
これは、ただの結果です。
問題は、なぜ、血糖値が高いかです。
インシュリン抵抗性があるなどの問題が出てきている人は、
明らかなエネルギー代謝異常です。
そこまで深刻でなくても、
血糖値が高いことに加えて、
・肥満(体脂肪率30%異常)
・コレステロール値の異常
・肝機能障害(肝機能数値の異常)
・疲れやすい
・浮腫みやすい
・不眠
・頻脈
・無気力感・虚脱感
・冷え性
など複数に当てはまる症状を持っているとしたら、
エネルギー代謝経路に問題を抱えているということです。
血糖値の高い人は、細胞内で、正常に糖を使ってエネルギーを生み出せていない可能性が高いからです。
まずは、人間の基本である「糖をしっかり代謝させてエネルギーを作れる体」を作る必要があります。
どんな自然治癒を目指すにしろ、ダエイットを成功させるにしろ、まずは、正しい知識をつけることが、健康を守る最大の武器になると思います。
「疲れた時には甘いものが欲しくなる」
「甘いものを食べると幸せを感じる」
「甘い物を食べると気分が良くなる」
日常的にも、は〜疲れた!とかストレス〜!!と感じる時に
甘いものを食べたくなる衝動を感じる人も多いと思います。
もちろん、私も感じます。w
でもこれは、体の自然な防衛術です。
ストレスに対抗したり、疲れを回復させるには、エネルギーが必要だからです。
可及的速やかにエネルギーを回復するには、素早く負担なくエネルギーを生み出す「糖」を補給することが最善策なのです。
疲れた時の糖補給は、最も私たちの体の理に叶う回復法ってことです。
ただし、この時に補給する「糖の形」「糖の種類」には気をつけたいですね^^)
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