岩本彩写真展「宇宙とかいてうみとよぶ」 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

(放射線被ばくを学習する会から、白石さんのご了解を得て転載)
新型出生前検査、病気判明の83%が中絶
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=117301

出生前検査、胎児の障害による中絶、
このことを考えるために、ゴールデンウィーク中、
皆さんにぜひ、見ていただきたい写真展があります。
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岩本彩写真展「宇宙とかいてうみとよぶ」
 ギャラリーkingyo
4/28(火) - 5/10(日) 12:00 - 19:00(最終日17:00まで) 5/4(月)休廊
アクセス
〒113-0022 東京都文京区千駄木2-49-10
電話: 050-7573-7890 ファックス: 03-5815-7814
地下鉄千駄木駅・根津駅より徒歩7分
http://www.gallerykingyo.com/exhibition/2015/0428.html
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写真のモチーフとなっている母親の安積遊歩さんは
女性運動や障害者運動に携わってらっしゃる方なら
誰でもご存知かと思います。
http://asakayuho.com/profile/

遊歩さんは1994年のカイロ人口会議で、ナチスドイツが実施していた「断種法」と同じように、
「優生上の見地から不良な子孫を出生を防止する」ための差別的な法律「優生保護法」が
今も日本に残っているとスピーチし、世界から大きな注目を集めました。
http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~tomotari/miraipdf/12.pdf

このスピーチが契機となり、大変な攻防を経て、
今の「母体保護法」が成立したのが1995年です。
遊歩さんはちょうどその頃、宇宙(うみ)ちゃんを出産しました。

遊歩さんの病気である骨形成不全は、遺伝性の疾患で、
生まれてくる子どもは、必ず同じ病気になってしまう。
しかも骨形成不全は、力むと簡単に骨が折れてしまう病気なので、
出産そのものが母体に危ない。
周囲は、出産を心配しましたが、遊歩さんは
それらを全て理解の上、出産しました。
私は幸運にも出産数日後に、取材をさせていただいています。

娘の宇宙さんと母、遊歩さんは、原発事故後、
いちはやくオーストラリアに避難しました。
宇宙さんのお父さんは、皆さんの多分おなじみ
こどもみらい測定所やみんなのデータサイトを運営している
石丸偉丈さんです。(17才年下ですねん)

被ばくを避けるということはしっかりとやりつつ、
病気の子や障害に対する偏見をなくして、
誰もが生きやすい環境を作る。
その必要があると考えています。

会場には、宇宙さん、遊歩さんも足を運ぶ日があるそうです。
素敵な親子です。ぜひ、写真展にお出かけください。

白石草
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<関連情報>
受けたくても受けられない?ハードル高い新型出生前検査
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=117372
「真実を探すブログ」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6157.html
新型出生前検査 導入から1年
~命をめぐる決断 どう支えるか~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3491.html
新しい出生前検査の対象拡大に向けて
http://www.e-harikyuu.com/page/blog/reproductive_technology/287.php