アニメ「エスパー魔美」第22話「ウソ×ウソ=パニック」感想 | たかはやの旅手帖

アニメ「エスパー魔美」第22話「ウソ×ウソ=パニック」感想

※前回の話、第21話「電話魔は誰?」の感想はこちら→アニメ「エスパー魔美」第21話「電話魔は誰?」感想

第22話「ウソ×ウソ=パニック」(原作「うそ×うそ=?の巻」より)
1987年9月8日放映
脚本:富田祐弘
絵コンテ:原恵一
演出:塚田庄英
作画監督:富永貞義、堤規至


以下感想です。ネタバレを含みますのでご注意ください。



なんといっても今回の見どころは「ドラえもん」のキャラが登場してくるところです。中でもスネ夫はセリフがあり、もちろん声優さんは肝付兼太さんでした。しかもスネ夫のシーンはご丁寧にBGMもスネ夫のやつ(自慢話をする時に流れるBGMうんぬんで有名)でした。のび太はスネ夫の話に怖がってしずかちゃんの後ろでおろおろ、しずかちゃんとジャイアンは意に介さぬがごとく話を聞いていて、ドラえもんはタケコプターで空飛んでました。

上記のことは、原作者(藤子・F・不二雄)&制作会社(シンエイ動画)が同じことから実現しました。原作でもスネ夫、ドラえもん、のび太、しずかは登場します。ちなみにこの話は、過去に1度、ドラえもんのTVスペシャルでネタにされた位です。

・・・って感じで(?)今回はギャグ風味でした。演出やラストでその感じが出ています。キーワードは「カマイタチ」です。いつもは冷静な高畑が珍しく感情的で、少々熱いです。科学になると高畑、楽しそう・・・。

わかったこと・・・噂はウソでもすぐ広がり、多くの人に知られるものです。マスコミがそれに乗じるとその効果はさらに高まります。マスコミの短所を見た感が。。。報道に冷静さって必要です。

嘘が大きなことを呼んでしまったという意味では、第7話「未確認飛行少女」と似ています(アニメ「エスパー魔美」第7話「未確認飛行少女」感想 を参照)。今回は魔美自信がそれに悩まされることになります。

富山・・・いつからギャグキャラになったんでしょう?相変わらず魔美をレコード鑑賞に誘います。オーディオ&エアコンとは当時の水準からしてみれば金持ちだなぁ・・・。でも、今回の富山の行動が魔美を救うことになりました。プロコフィエフの「キージェ中尉」を参照してください♪本編にも音楽が使用されていました。

ちなみに魔美のパパは画家ですが、高校の美術教師でもあります。本人はあくまで「画家」の肩書の方がいいみたいですが。美術教師としての側面がわかる話は第109話「こだわりの壁画」(アニメオリジナルストーリー)です。このブログで紹介するのは大分後になりますが。。。

「お家へ帰って、お風呂に入って、ドラえもん観ましょうね」・・・個人的な今回のツボでした。しずかちゃんの入浴シーンが懐かしい・・・。

それではまた~!
\(>ω<)