人生色々、ラメも色々
ホールでラメは御法度です。
それには理由があります。
誤解してもらいたくないのですが、
キラキラしちゃダメ
と言われてるワケではありません。
スパンコールとかラインストーンとかガラスビーズとか
落ちたとして、ホウキやモップで簡単に掃除できるのはOKです。
掃除してもなかなか落ちないものを使ってはダメなのです。
簡単に言うと、
ラメやグリッターなど、粒状のものを糊で付けてる系です。
「少しは落ちちゃうけど、拭けばすぐ取れたしぃ〜♪」と家で実験してみて安心してる人もいるかもですが、現場は状況が異なります。
ホールでは落ちた後に何人もの足に踏まれて、強力に張り付くのです。
床やカーペットに糊で押し付けられたグリッターやラメは、ちょっとやそっとじゃ落ちません。コロコロ程度の吸着力だと残ってしまいます。
退館時間までに掃除が終わらないのです。。
同じ理由で、バレエのとき滑り止めとしてシューズに松脂スプレーを使うのも禁止されてます。
ベリーだから軽んじられてるのではなく、由緒正しいバレエであっても、簡単に掃除できないものはダメなのです。
さすがに今ではボディラメをつける人は居なくなりました。
それでも、どうしても床がキラキラしてしまうケースがあります。
それは、、、衣装の布にグリッターが使われてる場合です。
自分の衣装の布自体がキラキラしてる場合、黒い布などを用意して、ワシャワシャ擦り付けてみてください。
キラキラが付着するようであればアウトです。
↓こうゆう布を使った衣装は、ホールではなくレストランで着用しましょう。
↓一方、箔プリントの布などは、ちょっとやそっとでは落ちないのでOKと思います(使い古して箔部分がボロボロになってなければ)
↓縦糸か横糸に金糸のようなものが縫い込まれてる場合も、糊付けではないので落ちないし、落ちてもすぐ掃除できます。装飾に使うモールのような素材もOKです。
↓こういうの、紛らわしいですよね。でもこちらは箔プリントなのでOK。判断がむずかしい場合は、黒い布にワシャワシャ擦りつけてみましょう。箔プリントであっても落ちやすくなっていればアウトなのです。
ネイルもキラキラさせたいですよね。
グリッターはダメといわれても、トップコートで固めるなら落ちることはありませんからOK。
トップコートをしないなら、光モノはNGです。
メイクに関しては、日本人て顔に凹凸ないから、製品にあらかじめパール系とか反射するものが練り込まれてたりしますよね。これはもう致し方ないと思います(粒が落ちるわけじゃないし)
でも、その上に、さらに光らせようとしてグリッター系のものを塗るのは御法度です!!!
落ちます。糊と共に。そして掃除がなかなか出来ません。
わざわざこういうモノを使うのは確信犯です。
念のために言っておきますが、こういったグリッターメイクって、ホールの照明だと役には立ちません。ただの自己満足です。
(先頭から2列目くらいまでの人には見えるかもですが…。テレビ放送とかでキラキラが把握できるのも、アップだからです)
グリッターメイクは、レストランやパーティとか、近距離かつ照明が少ない場合は効果的です。ホールで張り切って顔をキラキラさせるのは、効果的でない上にプロ意識を疑われるので良いトコありません。
そりゃもちろん、女の子だからとにかく光らせたいのは分かりますw 気分がアガりますもんね!
でも、また別の日記に書くつもりですが、実は予約済みの公共ホールから「ベリーには貸さない」と取り消されたこともあります。
自分だけなら、チョットだけならいいだろう、、、の精神が、業界全体を落としていきます。
レストランではこれでもか!とばかりに光らせてw、大箱ではTPOをわきまえた素敵ダンサーになりましょう。
キラキラすべきは貴方の魅力・踊り・ハートです!