タクシーに魅せられて

タクシーに魅せられて

ジャパンタクシーの普及とともに、車種の多様化が進む「街の顔」

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和歌山市内で営業するトヨタ・コンフォートの法人タクシーです。

同市内では、複数の事業者が黄色い車体の小型タクシーを運行しており、「黄色いタクシー=小型、安い」という認識が定着しているようです。

 

コンフォート 日の丸タクシー 2023年4月撮影

 

グレードは上級のSGでしょうか。

行灯は各社で異なるようで、日の丸タクシーは、行灯では社名代わりの赤丸(日の丸の意)と、大きく目立つ「小型」の文字を入れています。

 

コンフォート 相互タクシー 2022年10月撮影

 

こちらは黄色ではなく、自社カラーを採用する相互タクシーのコンフォート。

サイドモールがなく、ドアハンドルも非メッキなので、グレードはスタンダードのようですが、フェンダーミラーはメッキ仕様で、前後バンパーも車体同色に塗装しています。

後部席の窓には、換気能力を強めたタクシー用のバイザーを装着しています。

 

相互タクシーの公式サイトによると、小型タクシーの運行は2000年から。新たに車体色をシルバーとし、行灯も一新したとのことです。

 

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コンフォート 和歌山第一交通

「ラジオタクシー」の名称で営業する神奈川旅客自動車協同組合(横浜市)のトヨタ・クラウンセダンです。

 

同無線は準組合2社を含む11社で構成されている無線グループ。濃淡のブルーを使った爽やかなカラーリングが特徴です。

 

クラウンセダン ラジオタクシー409号車(サンタクシー) 2023年1月撮影

 

サンタクシー小机営業所(横浜市港北区)の所属です。

グレードはスーパーデラックス。前後のバンパーはクラウンセダンなら全体が黒く塗装されたカラード・バンパーですが、この車両は下部がグレーで、クラウンコンフォート用に見えます。

 

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Y31型セドリック ラジオタクシー217号車(大栄交通)

横浜市の「湘南交通」のトヨタ・クラウンコンフォート。

 

同社公式サイトによると、1952年設立で、1990年に本社を中区から港南区に移転しました。車両数は110台です。

黄色い車体で、側面に赤帯を巻いており、東京大手四社カラー(業務提携会社仕様)を彷彿とさせます。

 

クラウンコンフォート 湘南交通108号車 2023年1月撮影

 

グレードはスタンダード。フロントバンパーのデイタイムランニングライトと、両端に貼られた黄色いテープが目立ちます。

 

 

クラウンやアルファードが多い東京都内の個人タクシーでは珍しい、トヨタ・カローラアクシオ。5ナンバーサイズの小型セダンです。

個人タクシー事業者で作る組合には属していない、無所属の車両とみられます。

 

カローラアクシオ 無所属個人 2023年11月撮影

 

板橋ナンバー。

車体は黒塗りで、白い行灯に「個人」とだけ表記されており、シンプルな出で立ちです。

 

後期型のハイブリッド車です。

大和自動車交通グループの日産・Y31型セドリック。ジャパンタクシーが普及する中で最後の活躍を続けています。

 

いずれも旧中央無線(現信和事業協同組合)時代からの加盟事業者の車両です。希望ナンバーは取得しておらず、無線番号とは一致しません。

 

Y31型セドリック 大和自動車交通4412号車(栄光交通) 2023年1月撮影

 

最終型。グレードはカスタムかスーパーカスタムです。

 

Y31型セドリック 大和自動車交通4360号車(西新井相互自動車) 2022年12月撮影

 

オプションのカラード・バンパーを装着するスーパーカスタムです。セドリックの末期には、それまでは少なかったカラード・バンパーのスーパーカスタムが都内の複数の事業者で導入されました。

 

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ノート 大和自動車交通3023号車(栄光交通)

Y31型セドリック 中央無線2036号車(栄光交通)

Y31型セドリック 大和自動車交通3252号車、2240号車、5253号車(西新井相互自動車)

Y31型セドリック 大和自動車交通2234号車(政和自動車)、5236号車(東都交通)