距骨が”特異”だと言われる理由 | 体軸®︎×リハビリテーション | Clinical

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体軸®︎×リハビリテーションアカデミー代表講師
teateセラピー 講師
作業療法士  小林大輔

体軸®︎理論を基礎にした、
患者様の機能・能力を引き出せる身体の使い方、
中枢神経疾患や内部障害、整形疾患
を中心としたリハビリテーションの可能性を探求しています。

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1人ひとりの「こうなりたい!」をデザインする!


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こんにちは!!


体軸セラピストの小林大輔です!






距骨のアライメントや安定性は、



立位・歩行活動時の評価や介入の要素として重要です。



特に歩行時のインソールを検討する際には評価要素の必須事項。



今回は距骨という骨が、



どういった特徴を有するか確認していきます!



基本的なところですが、



評価項目で重要なのと、体軸を作る上でもポイントになります(^^)





距骨は後部足根骨の中で、



特徴的なものと言える観点が3つあります



① 後部足根骨の頂点に位置、体重を配分し足部全体へ働きかける。



   また上関節面を介して距骨滑車は、



   体重と両果部のペンチ作用による負荷を、3方向に分配する。



   1)後方は後距踵関節を介して踵骨隆起へ分散する。



   2)前・内側へは、距舟関節を介して足底内側アーチへ分散。



   3)前・外側へは、前距踵関節を介して足底外側アーチへ分散。



② 距骨には筋の付着がない。下腿からの筋は通過しているだけ。


③ 距骨の表面全体がすべて靭帯の付着と関節面で覆われる。





距骨には筋の付着がないので、



靭帯付着部からくる血管によって栄養されます。



このため、正常でも血液供給は貧弱。。



距骨頸の骨折や脱臼を伴う際には、栄養供給が障害されやすく、



偽関節を生じやすくなるといった傾向もあります。





また、距骨下関節は”中間位”が唯一関節適合肢位になります。



正常な足部が水平面で静止しているか、



両側の対称的な指示を行っているとき、ですね。



中間位では靭帯ではなく、重力による支持になります。



だからこそ安定し、長時間の保持が可能となっていきます。




体軸理論で身体作りを行う際や、



患者やクライアントの姿勢評価・介入をする際には、



「体軸が通る位置」がポイントになります。



体軸を作るべきところは、「3軸」という場所です。




簡単に言えば、



「脛骨直下で骨性支持で立つ」



「ウナの位置に重心線を合わせる」



となります。



立位や歩行の安定性を作る際には重要なポイントです!



ゆえに、この点で「3軸姿勢」が作りにくという状況があれば、



阻害因子となる要素があるはずです。



それは、筋の問題かもしれませんし、骨格の問題かもしれません。



立位の安定性(例えば、大腿四頭筋に過剰な収縮が起きる)



といった場合、骨盤等の関連も見ながら、



今日お伝えした距骨にも着目してみましょう!



今回はこの辺で!



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