例年通り、大学生の受け入れをしております

 

 

 

院外病棟実習

 

通称「外ポリ」のために

 

 

神戸大学から1名

大阪市立大学から2名

 

医学科6年生が来て実習をしております

 

 

 

あまりカルテの書き方だったり、どういう思考過程を踏んで治療方針決定につなげるかということを教えられないままに臨床に放り出されるのが日本の現状なのですが、せっかく来ていただいたので、見学だけさせるわけにはいきません

 

しっかりと自分で考えていただいております

 

 

 

学生に求めるのは、毎日一人の救急患者さんを決めて、その人に問診と身体診察を行い、必要な検査を考え、結果を解釈し、治療方針を検討するところまでやってもらうことです

 

 

国家試験ではいきなり画像が提示されて、診断名を問われたり、診断名を提示されて治療方針を問われたりしますが

 

患者さんは「脳梗塞」や「心筋梗塞」という名札をつけてやってくるわけではありません

 

ましてや「○○という薬剤が○mg必要」などと顔に書いてあるわけではありません

 

 

 

当たり前といえば当たり前なのですが、これを自分で考える機会を大学時代にどれだけ設けられるかって大事なことなのではないかと思うのです

 

 

人間、自分でどうにかしたいと思ったことにしか真剣になれないものです

 

 

 

数日でお客さん状態から成長して、少しずつ主体的に考えられるようになっております

 

 

患者さんのご理解とご協力の賜物です

 

しっかり勉強して社会に還元してほしいと思います

 

 

もちろん僕もそんな彼らから日々学ばせてもらっております