ちょっと思い出話 | DOLLY's STYLE

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マイペースな管理人かずのお洋服製作あたふた記録浮いたり沈んだり激しい奴ですが、のんびりお付き合いくださいな~ 

この記事は去年から非常勤講師をさせて頂いてる専門学校の卒業式の翌日から書き出し書き終わるのに今日までかかってしまいました。





昨年度から非常勤として通いだしたので私の担当してる生徒は少なく殆どの生徒さんとお顔を合わすのが初めましてな状態でしたが、作品などは見ていたのでなんとなく知っていると言う不思議な状態の卒業式でした。



社会人になるについてのアドバイス等お話テンパってしまって頭真っ白で何を話したかほぼ覚えておりません😭

来年の卒業式には考えて挑みたいなと思いますw




そこで話せなかった、ちょっとした思い出話を書きたいと思います。



とあるイベントで私は縁あって海外ドールメーカーさんの販売のお手伝いをしておりました。


その日はドールの素体の他

メイク済みの子も販売していたんですね


お昼過ぎだったかな?


小学校高学年?くらい女の子とお母さんがブースの前で止まりメイク済みの子を見てどの子がいいか?のようなお話をしていたので


様子をみつつ話しかけてみたところ


初めてドールイベントに来たこと

娘が初めてドールをお迎えしたくて来たこと


等話してくれました。


お迎えしたいのは娘さんらしく

お母さんは付き添いな様子。


娘さんは人見知りな感じで無表情で

お母さんの少し後ろに隠れる感じで話を聞いていました。


私は二人からちょっと離れて様子を見ることにしました。


販売のお手伝いとは言え「押し売り的」な事はしたくなくてですね💦

もちろん魅力は沢山伝えますし、迷ってるなら背中おしますよ?w



結果的にメイク済みの子をお迎えしてくださったのですが、その時の娘さんがとても印象的でした。


私は普通に


「この子達に名前付けてあげて沢山遊んであげてね😊」


その言葉に笑顔で「はい」って小さく返してくれたんですよね。


無表情だった顔が笑顔になった瞬間を見たとき


「あ、なんて素敵な瞬間に立ち会えたんだろう」


と心に刻んだんです。


ドールって言うのは安い買い物じゃありません。

普通の感覚なら親が子供が欲しいと言ったから簡単に買い与えるようなおもちゃではないと思うんです。


ましてドール初めてなら余計に。


でもこの子は欲しいと思った

それをお母さんは受け入れて娘さんの為に買ってあげた。


そして娘さんが喜んでくれた。



その瞬間に立ち会えた。


何気ないお話ですが

私の中でこの時の笑顔が忘れられないくらいドールの存在意義を見いだしました。




ドールとは人形(ヒトガタ)を模していますよね。

動物を模してるものもありますが


材料的にはただのプラスチックや陶器、布や綿だったりするんです。


なのに、人の形や動物の形をしているだけで特別な物に変わるんですよ。


持つ人によっては

「癒し」になったり、

「友達」になったり、

「仲間」になったり、

「彼氏彼女」になったり、

「家族」になったりするんですよ。


まぁ中には「道具」として扱う人も居ますが。


それを作り出すのは凄い事なんだと

それを作り出そうと思うあなた達は凄いんだよと。


結果はすぐに出ないし、辛いことの方が多いかもしれない。

でも続けていけば必ず良いことの方が多くなるし、結果もでるんだよ。