埼玉県八潮市のパチンコ店「やすだ八潮店」で7月、客の新井政弘さん(37)=同市南川崎=が刺殺された事件で、埼玉県警草加署捜査本部は20日、東京都 足立区花畑6、無職、橘大介容疑者(37)を強盗殺人容疑で、同所、無職、堀川寿美子容疑者(36)を強盗致死容疑で逮捕した。両容疑者とも容疑を否認し ている。

 逮捕容疑は、共謀のうえ7月30日午後10時半ごろ、新井さんの妻(38)に包丁を突きつけてバッグを奪おうとし、止めに入った新井さんの首を橘容疑者 が刃物で刺して失血死させたとしている。捜査本部によると、橘容疑者は事件の約2時間半前に堀川容疑者の運転する車で同店を訪れ、景品交換所が見渡せる休憩所で高額換金する客を物色していたという。

(8月20日 毎日新聞)

パチンコの景品交換所が見渡せる休憩所・・・・この作りが犯人に高額換金を物色させる構造となっていることに気がつかなければならない。郵便局でも、銀行でもキャッシュカードを使用する場所については、隣が見えないようには最低なっている。そして、入口には警備員らしき人が一応ついている。しかしながら、パチンコの換金所については、そういう防備は施されていない場所が多い。当然ながら高額換金を行う客を狙った犯罪が起きる可能性は否定できない。

銀行、郵便局、農協などからお金をおろしたお年寄りが狙われる世の中である。年寄りばかりでなく、誰でもお金をおろしたり、交換したりする時には用心し、そういう場所を持った施設は、しっかりした警備体制を取らなければならない。

今、コンビニについても、キャッシングできるATMがついているが、全くの無防備であり、狙われる環境に十分にある。金がいくらでも構わないから欲しい犯人にとっては、とにかく警備の手が薄い場所でお金が瞬間でも生で見られる状態にある場所を狙うにきまっている。(狙わないであっけなく御用になる低脳犯もいるが(苦笑))

コンビニのキャッシング場所を狙って、バイクで短時間に移動を繰り返し犯罪を重ねたらどれくらいの強奪が可能であるか計り知れない。キャッシングの機械の場所、パチンコの景品交換所は危ない場所なのである。