ベラルーシ大使の講演会に取材に行ってきました。 | DONNA毎日編集記

ベラルーシ大使の講演会に取材に行ってきました。

先人に学ぶ。ということでひきつづき、ベラルーシ共和国大使で
元ベラルーシ科学アカデミー副総裁である
セルゲイ・ラフマノフさんの講演会に行ってきました。

「日本のこと、尊敬していますので、協力して頑張りましょう!
ベラルーシの政府は日本をサポートしていきます。
福島の回復と、日本の活性を祈っています。」とのコメントに。

こうしてわざわざ足を運んでくださる先人の想いにこたえるためにも
一生懸命勉強して、わたしたちのこれからに活かしていかなきゃいけないな。
と痛感させられました。

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つきましては、印象に残ったコメントいくつかまとめ*
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ベラルーシでは内部・外部被曝合わせて
・5msv/年以上は強制的に移住の地区
・1~5msv/年は移住の権利がある地区
・1msv/年以下は移住管理の地区となっているそうです。
でも、本格的な対策がとれたのはソ連が崩壊してベラルーシが独立した後でした。

ベラルーシでも最初は基準値が数10msv/年だったのだけれど
健康被害がどんどん増えていったことにより、法律がどんどん厳しくなっていった。
「今の日本と一緒です。」だそうです。

ベラルーシでの甲状腺がんの発生率のピークは10年後だったそうです。

ベラルーシでは土壌の汚染マップを作るまでには8年かかったそうです。
「汚染度は、土壌を計らない駄目です。今は技術はもっと発展しているので、
日本ではもっと早くできるはずです。」とのことでした。

セシウムやヨウ素などの発するガンマ線やベータ線だけではなくて、
プルトニウムなどが発するアルファ線は
最も危ないということも今ではみんな知っていますが
当初はベラルーシでも周知されていなかったそうです。
「日本でもベータ線やアルファ線も重視しないといけないと思います。」とのことでした。

ベラルーシでは、年に150万人が無料で健康診断を受けていて
850のモニタリングポストがあるそうです。
またベラルーシには「体内被曝の50%~70%は食品から」という認識があるそうです。

ベラルーシでは100の法律で子どもたちを守っていて
そして「BBRBIC(ロシア・ベラルーシ放射線情報センター)」という情報機関があるそうです。

最後に、
・「逃げなければならない!」という考え方
・「全く問題ない」という考え方
ベラルーシでは、どちらも間違いです。とのことでした。

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写真は、あったかい道の源道さんに
言葉わからないながらも直撃インタビューしているところを
激写されていたところ(笑