金色の野 | DONNA毎日編集記

金色の野

いわきに取材に行ってきました。
朝から「いいお天気」とひとり、いわき駅歩いていたら
見覚えのある3人組に遭遇!

あれ?えっと…つい最近どこかで…(笑)
やっぱり、どこにいっても
会う人には逢うのですね。ははは。

$DONNA毎日編集記

まさにこれこそ、引き寄せの法則?




それはさておき
いわきに行った本当の理由は
双葉で造り酒屋を営んでいた
「冨沢酒造」をまた再建しようと頑張る同い年の女子真理ちゃんに会うことだった。

$DONNA毎日編集記

311の時の話
家がいまどうなっているか
1年半どんな日々を送ってきたのか
今どんなことを考えているのか
初対面なのにも関わらずたくさんたくさんたくさん、話してくれた
彼女が背負っているものが大きすぎて
私のちっぽけさを感じた。

ここにさらりとはかけるようなものでは
到底無いけど、聞けて本当に本当によかったと思った。

そして、いつかきちんと
私の言葉でも聞いたことをみんなに伝えたい。
と思った。

真理ちゃんは1日かけて自分の車で
いわきの沿岸部を案内してくれた。
恋のこと、仕事のこと、家族のことを
ひとつひとつ話しながら、そのまま北上して行った。

夕方、ひとしきり見て、聞いて
私の心が満タンにになった頃
眼下に突如現れた風景がこれだった。


金色の野

$DONNA毎日編集記

一面を埋め尽くしているのは
ぶた草とすすきの穂。

1年半誰も足を踏み入れなかった
楢葉町の河川敷。
車で10分もいけば
キョシンヘイみたいに
制御不能になったお化けが
今もグズグズしているのに
ここは、まるで失れて
もう誰も住んでいない、
天空のお城みたいだった。