MRI検査が終わってDr.からの説明があるまで2時間くらい待たされました。

息子は戻って来ないし、どうなんですかとスタッフに聞いても「説明があるまでお待ちください」ばかり。
やっと呼ばれた頃にはもう夜中で、病棟もすっかり静まり返って嫌な予感しかしませんでした。

カンファレンスルームに向かいながら、不安で「何かあったんですか?後遺症が残りますか?」と質問したら、「今は何とも言えません…」と濁されてますます不安に。
あぁ、後遺症が残るかもしれないんだ、脳に何かあったんだ、と思いました。

カンファレンスルームには主治医と研修医2人の3人待っていて、デスクトップに息子のMRI画像が写し出されてました。

左前頭葉に周囲がボヤけた円が写っていて、見た瞬間に脳炎だと分かり凍りつきました。
旦那も同じだったみたい。
Dr.からは「恐らくウイルス性脳炎ですが、髄膜炎やヘルペス脳炎も疑っています。
ヘルペス脳炎だった場合には治療を一刻も早く始めないといけないので、
脳の浮腫を取る薬と一緒にヘルペス脳炎に対する治療も始めます」
と言うようなことを言われました。
「後遺症についても今は何とも言えません。
どれかの薬が効くとは思いますが、薬が効かなかった場合、意識が戻らないかもしれません。
2~3日が山だと思ってください。
脳波ではこの部分に異常が見られます。
右側に麻痺が出るかもしれないし、今のところは意識が戻るまでは何とも言えません」
ショックで覚えてない部分もあるけど、だいたいこんな感じだったと思う。

説明が終わって病室に帰ると息子が戻って来ていて、頭には脳波、胸には心電図、指には酸素濃度を測る機械。
点滴のボトルと数種類の薬剤が同時に入るよう、複数のシリンジポンプが繋がっていました。
ただ眠っているように見えたけど、実は意識がなかったと言うことを後から知りました。
部屋もナースステーションの前にある個室に移動し、何だか重症感が増して不安で不安で泣いてばかりでした。

とにかく息子を見ては涙が溢れて、どうしてこうなったのか。
早くに保育園に預けて仕事をしたからいけなかったのか。
何がいけなかったのかと自分を責めまくりました。