私はNew Yorkで35年ホリステイックのクリニックをやっておりますが、私の感じでは、皆様は病気で私のところに来ますが、心はいたって健康な人が多いようです。

日本に行くと、人々は優しいし穏やかだし、なんでもお医者さんのいうことを聞いて、治っていても一応お薬出しましょうかと言われて、何も疑わず受けとって飲んでいるようですが、その化学物質のお薬や濃縮したお薬のため、体はショックで、一時的に治まり、継続して、同じものを頂いているゆえに、コントロールされているようです。

私がお会いした日本の患者さんは、自然治癒能力のおかげで、その飲んでいるものが毒であるということを知っているため、その毒を消そうとして、anti drug gene(反薬遺伝子)を作り、その毒を少なくしようして病気が慢性化し、プログラミングされた本来の体のシステムを変化された結果、恒常性などがバランスを失い、将来の大病を作っていく可能性を持っています。

そこで私は、何か不快症状や不定愁訴が起こった時に、すぐリアクテリブせずに、落ち着いて2、3日から1週間、1ヶ月程自分はどういう生活をしていたか、どういう心持ちだったか、睡眠はできていたか、便は出ていたか、アルコール甘いものの食べ過ぎはなかったか、自分の気持ちに違反した言動を行っていないか、などまず振り返ってみることをおすすめします。

それからまず自分できることを考え、即その症状を和らげるために、行動、または治療をしたほうが良いと思います。

この2、3歩下がって冷静にものを判断し、行動する事をプロアクテイブと言います。

これが、決めてかと思います。

やはり、体がせっかく警告信号として与えてくれた不快感ですから、それに感謝し、あわてず、少しづつ解決することです。
私の経験ですが、95%くらいはまず治せるはずです。

それでももう1つというときには、はじめてお医者さんのところにいって、意見を尋ねたらよいかと思います。

薬が出されたら、どういうふうにこの化学物質は私を調整するのかしら、どういう副作用があるのかしら、それから治療を言われたら、その治療はどのような方法で、どの薬を使って麻酔をかけて、その副作用と今後の注意はどういうものであるかをしっかり聞いて、絶対に即決せず、私の大切な病気のことですから、考えてまたお尋ねしたいと思います、と言うべきです。

優れた誠実な医師ならば、それはごもっともですと、じっくり考えてご連絡下さいと言うはずです。

それが心に傷のある、また名誉やお金目当ての医師ならば、医師を信用しないのですか、とか即行動しないと悪化して死にますよとか、例え静かな口調にせよ強調する医師は、本当の医師ではないと思います。

なぜならば、医師は少なくとも私たちよりは落ち着いているものと考えます。

私は治療師として56年患者さんを診てきましたが、やはり愛のない患者さんは、治るのに時間がかかりますし、まして医者たるものは愛をもたずして人の命を左右するなど許されない事だと思います。

その医師が人間を好きで尊敬し、自分の仕事を感謝している人でなければ、I have to go!(行かなきゃ!)と言って、離れて下さい。