クロマニョン人の笛



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デュオ・ケーナルパの
似顔絵漫画で、
やぎりんが右手に持っている
楽器は
ナイ(ルーマニア語で「笛」)。
パン・パイプ(牧神の笛)とも
呼ばれ、
この楽器の直接のルーツは、
古代ギリシャ・・・。

4000年前のギリシャから、
古代ローマ、そして
ローマ人の国である
ルーマニアへと伝わった。

音階を演奏するために
何本もの竹の管を束ねている。
旋律を演奏する笛としては
最も原始的なスタイルで、
この後で、人類は、
一本の管でも途中に指孔を開けることで
音階を演奏できる笛を発明したのだ!

つまりケーナのような
一本の管に指孔のついた笛は
ナイよりも新しく、
まだ数千年の歴史だと、ボクは思い込んでいた。

しかし、
3万5000年前のヨーロッパの遺跡から
ケーナ(ヨーロッパではフルートと呼ばれる)が
見つかった。
旧石器時代の
クロマニョン人が演奏していたそうだ。
きっと、ナイ型の笛の歴史は、
さらに遡るのだろう。

旧石器時代の人々が洞窟の壁画だけでなく
今のケーナとほとんど変わらない形の
楽器を奏でていたということは、
これは文化的にすごい大発見だと思いませんか?
ボクはこの大発見に感動しました。