『徹子の部屋』出演は2015年4月

奇跡の舟出
2014年7月23日にクミコさんによる
”広い河の岸辺” のシングルCDが
日本コロムビアからリリースされました。
その日は、NHK『ラジオ深夜便』にも
インタビュー出演。
インタビュアーは村上里和アンカーでした。
7月29日はNHK『歌謡コンサート』にも出演。
ケーナのイントロから始まる、かつてない
「歌謡曲」となりました。

そもそも
”広い河の岸辺” がCD化されることに
なるきっかけは、2014年4月から始まった
NHKの朝ドラ『花子とアン』でした。
このドラマの劇中歌として
“The Water Is Wide” が歌われたのです。
奇跡の始まりは
ここにあったかもしれません。

湯川れい子さんの賛辞
湯川れい子さんが
”広い河の岸辺”を
「100年歌い継がれて、
 日本の歴史に残るでしょう」と
最大限の評価をしてくださって、
スコットランド民謡の訳詞者として
作詞家デビューしました。
クミコさんが唄ってくれたことに始まり、
数えきれない奇跡が重なり、
”広い河の岸辺” は正に
奇跡の舟出をしました。

奇跡の前ぶれ
実は”広い河の岸辺” の奇跡の物語の
「まえがき」のようなこともありました。
兄が始めた『葉っぱ塾』の
10周年記念(2009年)で
資金を集めて2010年にレコーデーングした
CDアルバム『広い河の岸辺』に対して
光栄なことに
湯川れい子さんが、タスキに推薦文を
書いてくださったのです。

「日常からホッと解放されると共に、
初めて日本語で歌われる
The Water Is Wide(広い河の岸辺)が
素晴らしい。
ちょっぴり”愛”に疲れた人にも、ぜひお薦めの

アルバム・タイトル曲だ」。


朝ドラの奇跡に先駆けて、
「奇跡の始まり」の始まりが

湯川さんのこれだったと思います。


2011年3月にアルバムをリリース直前の
2月15日には、TBSラジオの人氣番組
『大沢悠里のゆうゆうワイド』に
一度目の出演を果たします。

それからほぼひと月後に、3.11
東日本大震災が起こるのでした。
震災後2か月の5月から
津波の被災地に出かけて
避難所や仮設住宅で励ましのコンサートを
5年間で100か所以上で行ないました。
避難所暮らし、仮設住宅暮らしの
人たちにとって、先の見えない現状は、
広い河の岸辺に立ち尽くす氣持ちに
重なっていたと思います。
一度聴いて、そして一緒に歌って、

多くの人が涙を流していました。


最初に”広い河の岸辺” を歌ってくれた
声楽家はボクから去りましたが、
より素晴らしい歌い手、大前恵子さんと
出合ったのです。クミコさんと出合う前に
“広い河の岸辺” が一人歩きし始めて
ボクのいないところでも歌われるように

なったのは、大前恵子さんのおかげです。

歌詞に共感して唄ってくれる初めての

歌手でした。

音大出の声楽家という、別世界を

生きてきた人に頭を下げて頼んで

唄っていただく、という関係から卒業できる

かもしれない、と思えました。


ボクの歌詞を、頼まれて「仕事」として

唄うのでなく、まだ誰も唄っていない歌を

自分の持ち歌にして世に広めることを

「使命」と感じて唄ってくださる歌手と

対等な関係になれるかもしれない、と

期待しました。

「八木さんのために唄ってあげてるの」

というスタンスでは

未来がないと思ったのです。

創造的な関係は対等でないといけない。

歌い手と作詞家が切磋琢磨しないと。


貧乏暮らしがテレビに
ケーナ奏者、作詞家として独立するのは
大変な困難を極め、
貧乏暮らしがつづいています。
これは、
お金よりも自由を選んでいるからです。
自由でないと創作活動ができません。
その貧乏暮らしをNHKが取材し、
テレビのニュースや、ドキュメント番組に
なりました。
『おはよう日本』とか
『特報首都圏』でした。
2014年12月最終週には
”広い河の岸辺” がオリコンのヒットチャートの
第1位になりました(CD売上)。

エッセイと絵本の出版
「本を出版しませんか?」と複数の出版社が
連絡をくれました。
主婦と生活社からエッセイ
『広い河の岸辺』を出しました。
この本に湯川れい子さんが
最高のメッセージを寄せてくださいました。
「必然と偶然が時を得て生み出した
大いなる奇跡!
この歌は50年、100年と歌い継がれて、
日本の歴史に残るでしょう」。
この文章の中にも「奇跡」という言葉が
含まれています。
「奇跡」だと思っていたのは、ボクだけ
ではなかったのです。

さらに、
葉祥明さんが絵本を描いてくださいました。
国土社から絵本
『ひろいかわのきしべ』を出版しました。


徹子の部屋
NHKの首都圏報道局が制作した
深夜の地方発ドキュメンタリー
『それでもボクらは小舟を探す』は
全国放送でした。
2015年には
朝日新聞の『ひと』欄に出ました。

NHK『スタジオパークからこんにちは』
にも出ました。
TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』
にも二度目の出演をしました。

そして、4月にテレビ朝日の
『徹子の部屋』への出演。
その年末は大阪フェスティバルホールで
『徹子の部屋コンサート』にも出演。

朝日小学生新聞に連載
2016年には朝日小学生新聞に
ひとコマ漫画家・小澤一雄さんとのコンビで
『わくわくオーケストラ』を半年間
連載しました。
作詞家としてデビューし、
エッセイも書いたことで
オーケストラの楽器の話を小学生向けに書く
という連載の執筆依頼も舞い込んだのです。
2017年には
『わくわくオーケストラ 楽器物語』として
絵本的な児童書が出版され、好評販売中。
第5刷となり、まもなく
5000部の販売数になります。


誰も行かない道を行く
ケーナ奏者として普通にアンデス音楽の
コピーなどをやっていたら、この数々の
奇跡は決して起こりませんでした。
あんパンやカレーうどんなどを生み出した
日本の文化の中で育った音楽家として
異文化との出逢いと融合をテーマに
生きてきました。
その生き方そのままに、訳詞・作詞、
選曲・演奏をしてきたことが
テレビ、ラジオ出演や、執筆などの仕事に
つながったものと思います。
「捨てる神あれば、拾う神あり」
とはよく言ったもので、ボクは
拾う神に何度も何度も救われて
生きてこられました。
捨てる神よりも、拾う神のほうが
多かったのが幸運でした。

「コロナ騒動」を乗り切る出逢い
コロナ騒動で絶望感に陥りそうになったとき、
全国からの支援も届き、さらには
“You Raise Me Up”の訳詞の機会が与えられ、
”ガブリエルのオーボエ”への作詞のご提案も
届きました。
そして、
”You Raise Me Up”は
”あなたの肩を借りたら”として
日本語の歌になり、また
”ガブリエルのオーボエ”は
”ふるさと銀河に還る”という歌になりました。

2021年秋にウクライナ名歌 ”鶴”の
訳詞依頼が大前恵子さんからありました。

「名訳」が生まれ、依頼者の

大前さんも氣に入ってくださったので、

翌2022年2月にそれを

レコーディングしていたら

ウクライナ戦争が起きました。
戦場から戻らなかった兵士を歌ったこの歌は、
今こそこの本来の意味に限りなく近い訳詞で
唄い続けなくては!と思いました。
戦争で死ぬという、つまり
政府の命令で死ぬという
最も非業な死に方をした人々の想いを
ボクらは受け継いで、後世に
伝えなくてはなりません。

アルゼンチンの第二の国歌といわれる

世界的名歌、

”想いの届く日”は、12年前に訳詞しかけて、
サビだけ書いて、そのままになっていました。
その時の歌手が
「スペイン語で唄いたい」と主張するので
途中でやめたのです。
訳詞途中で眠っていた作品が目を覚まして、

”想いの届く日”の日本語版も完成しました。

コロナ騒動の絶望の時を、
創造的に過ごしました。

歌手の渡辺麻衣さんにも、コロナ騒動を
きっかけに出逢いました。
彼女が初めて自分の歌を
ネット動画に載せたのが
“広い河の岸辺”でした。
自分が主宰をつとめる

かなりあ少年少女合唱団のメンバーに

いつも練習している”広い河の岸辺”を
ビデオレターにしたそうです。
”広い河の岸辺”を子どもたちに伝えるなんて
なんて粋なんだろう♪
この歌を
ネット動画に上げている歌い手はたくさん
いますが、ボクの満足できるものは
ほとんどありません。しかし麻衣さんのは
ボクとはまったく無関係に唄っているのに
ボクのイメージにピッタリでした。

奇跡はつづくよ
こんな風に、コロナ騒動の絶望の時代も
多くの方々からのご支援と、
作詞・訳詞や
チェロ入り四重奏のスコアを書いたり
という創造的日々を過ごしたおかげで
奇跡的に生き延びたのでした。

『ラジオ深夜便』に二度目の出演
2023年8月15日、日本の歴史上で実に
大切な敗戦の日の夜明け前、
NHK『ラジオ深夜便』に二度目の出演。
インタビュアーは、迎康子アンカーです。
ひとコマ漫画家・小澤一雄さんの
個展のギャラリーで、迎さんと出合ったのが
きっかけでした。
そしてそれが12月14日に
『特選 明日へのことば』として再放送される
という光栄な奇跡がまた起きました。
こんなふうに、
数え切れない奇跡がボクを救ってくれました。
ほんとうに奇跡の10年だったのです。
みなさん本当に、
ほんとうにありがとうございます。

やぎりん作詞家メジャーデビュー10周年
冬の陣♪「自由の風コンサート」
2024年
1月13日(土)
日暮里サニーホールコンサートサロン
ゲスト:渡辺麻衣
 ◎昼の部 午後3時
 ★夜の部 午後6時30分

1月28日(日)午後2時
ウェスタ川越小ホール
ゲスト:渡辺麻衣(歌)
ゲスト:北原志穂(舞踊)

2月5日(月)午後2時
千葉市美浜文化ホール音楽ホール
ゲスト:Tommy(歌)


喫茶Roダん まりりん・やぎりん・とーこ
読み語りアイリッシュコンサート♪
1月22日(月)午後2:00


亀有落語会/読み語り音楽会2024


やぎりん作詞家メジャーデビュー10周年
春の陣♪ 広い河の岸辺コンサート in 熱海
2024年3月2日(日)午後2:00
 熱海・起雲閣 音楽サロン


やぎりん作詞家メジャーデビュー10周年
セントパトリックデイ・コンサート♪2024
3月18日(月)
日暮里サニーホールコンサートサロン
昼の部 午後2:00
夜の部 午後6:30


置賜チャリティコンサート
2024年4月16日(火)
日暮里サニーホールコンサートサロン
昼の部 午後2:00
夜の部 午後6:30


やぎりん作詞家メジャーデビュー10周年
立川 広い河の岸辺コンサート
2024年4月21日(日)
立川市女性総合センターアイムホール

◆ご訪問ありがとうございます。このブログを
訪ねて下さった方々の幸運を祈ります。


大好評♪絶賛出版♪
やぎりん(文)+小澤一雄(絵)
絵本『わくわくオーケストラ楽器物語』
(ポトス出版)¥1800(+税)




天使と悪魔の絶望名歌集
「世界が終わっても音楽と愛が残る」
歌:大前恵子(★印)
演奏:やぎりんカルテート・リベルタ(1〜16)
 高橋泉(チェロ)
 藤枝貴子(アルパ)
 清永アツヨシ(ギター)
 八木倫明(ケーナとナイ)

演奏:やぎりんトリオ・ケルティカ(17〜18)
 田中麻里(アイリッシュハープ)
 清永アツヨシ(ギター)
 高橋泉(チェロ)【ゲスト】
 八木倫明(ケーナとアイリッシュフルート)

読み語り:河向貴子(5と7)

1. ガブリエルのオーボエ
  (E.モリコーネ作曲)
2. 『銀河鉄道の夜』〜白鳥の停車場
  (藤平慎太郎・作曲)
3. ふるさと銀河に還る★
  (E.モリコーネ作曲/やぎりん作詞)
4. あなたの肩を借りたら
 【You Raise Me Up】★
 (B.グラハム作詞/R.ロヴランド作曲/やぎりん訳詞)
5. [読み語り]
  パラグアイの先住民族グアラニーの伝説
6. チョグイ鳥 (パラグアイ民謡)
7. [読み語り]
 ニュージーランドの先住民族マオリの伝説
8. ポカレカレ・アーナ★
 (NZマオリ民謡/やぎりん日本語詞)
9. 鳥の歌 (カタルーニャ民謡)
10. 聖母の御子★ (カタルーニャ民謡)
11. 愛は花、君はその種子★
  (A.マックブルーム作詞作曲/高畑勲・訳詞)
12. アマポーラ (J.M.ラカーリェ作曲)
13. もう一度愛の言葉を[切れた絃]★
  (ロシア民謡/やぎりん訳詞)
14. 鶴★【ウクライナ名歌】
  (R.ガムザートフ作詞/Y.フレンケリ作曲/やぎりん訳詞)
15. ワルツ 切れた絃 (ロシア民謡)
16. 小さなオルゴール (ウニャ・ラモス作曲)
17. 思い出のサリーガーデン★
  (アイルランド民謡/やぎりん訳詞)
18. 広い河の岸辺★
 (スコットランド、イングランド民謡/やぎりん訳詞)
19. ムーン・ダンス (清永アツヨシ作曲)[ギター+ケーナ]

CD番号
LIBERTAD-CD8686 【¥2800+税】
◎お申し込みは、やぎりんへ
yagirin88@gmail.com
税送料込みで¥3000にいたします。
*******************

《ふるさとのナナカマド》入りのアルバム

大前恵子×木星音楽団 セカンド・アルバム
鳥たちの詩、海の詩

1.くじらの子守歌  
 小笠原育美・作曲/相馬邦子・編曲
2.海はふるさと【大海啊故郷】
 王立平・作詞作曲/やぎりん訳詞
3.浜辺の歌
 林古渓・作詞/成田為三・作曲
4.アメイジング・グレイス
 英国賛美歌
5.ロッホ・ローモンド
 スコットランド民謡/相馬邦子・編曲/やぎりん訳詞
6.ふるさとのナナカマド
 スコットランド民謡/相馬邦子・編曲/やぎりん訳詞
7.聖母の御子
 カタルーニャ民謡
8.鳥の歌
 カタルーニャ民謡/やぎりん訳詞
9.つばめよ
 ナルシソ・セラデル・セビージャ作詞作曲/やぎりん訳詞
10.海はふるさと【大海啊故郷】
 王立平・作曲(インストゥルメンタル)
2017年8月25日
東京文化会館小ホールでのライヴ録音
11. 童神(わらびがみ)
 古謝美佐子・作詞/佐原一哉・作曲
12. コンドルは飛んで行く
 ダニエル・アロミーア・ロブレス作曲/やぎりん作詞
歌:大前恵子
演奏:木星音楽団
 小野美穂子【箏:十七絃/十八絃】  
 藤枝貴子【アルパ】
 三塚幸彦【尺八】  
 八木倫明【ケーナとナイ】
ゲスト
金亜軍【揚琴】 
古谷真未【チェロ】
★定価¥2600(+税)
★通販価格¥2800(送料¥180込み)

◎エッセイ『広い河の岸辺』
クローバー必然と偶然が時を得て生み出した、
大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
100年と歌い継がれて
日本の歴史に残るでしょう。
湯川れい子

本の表紙
ドキドキ やぎりんBOOK『広い河の岸辺』
(主婦と生活社)!!¥1000+消費税

コンドル合唱譜混声
やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
やぎりん訳詞《つばめよ》
吉田桂子編曲
合唱譜が出版されました。
女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
収録されています。
¥1300(+税)全音楽譜出版社


合唱譜女声
ドキドキやぎりん監修の合唱譜が発売(全音楽譜出版社)。
小川類・編曲
☆女声三部/二部
★☆混声三部/二部

《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
《思い出のサリーガーデン》(アイルランド民謡)

2曲セット。
定価¥1200(+消費税)


完成した絵本表紙
ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が素晴らしい演奏をしています。

★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽