今年も6月10日がやってきた...
注)2つ目の誕生日の理由


Dur moll styledurmoll-blogさんのブログです。最近の記事は「下記の投稿について。大変心苦しく悔しいのですが、コロナ禍の現状を踏まえ、主催者側から...」です。リンクameblo.jp

自分が抱えていたものの正体が局所性(フォーカル)ジストニア であるということがわかり、定位脳手術を受けたのが、11年前の今日。



去年は10年の節目で、何かしらやらかせないかとも思ってたんだけど、ありがたい事に映画の音楽を色々やらせてもらえて、大好きな篠原哲雄監督や、マイメン秋沢健太朗と作品たちに携われた。


何といってもこの夏は、7月22日全国ロードショーの「犬部!」




今こんな事ができるのはタイミングやチャンスもあったけど、やはり「2つ目の誕生日」があったからだと思う。


右手の局所性ジストニア でピアノを弾きたいのに思うように弾けなくなったのが高3。

辛うじて弾けてたバイオリンがもうだめとなったのが2008年位。


作曲はできる、プロデュースはできる、といっても、根っから弾くのが好きだった自分は、とてもそんな気安いマインドじゃなかった。

思い出すのも避けたいほど嫌で、腐っていて、碌でもない28年だった。


高3からの28年て、どうなんだろう。

悩みはあっても、意気揚々として、怖いもの知らずで、油の乗り切った(特に演奏家を目指す人にとっては大事なスキルを沢山獲得することができる)時期なんじゃなかろうか。


何というブランク。

人生の約半分て。


まあ、辛うじて生きてたけど、死んだような先の見えない日々だった。


で、平先生との出会い、定位脳手術によってまた楽器が弾けるようになったんだから、これは新しく誕生した、生まれ変わったという以外にないんだよね。

11年経った今も、多分本当に死ぬまで、そうだろう。


今回はいつもの年より自分のネガティブだった部分を曝け出してしまったけど、そんな経験があるので、なるべく今ジストニア で辛い思いをしてる人の何かしら指針、参考になりたい、力になりたいという気持ちが強いんだと思う。


ちょっと極々個人的な、趣味の目標だけど...


高3でコンサートを開こうとして、そのためピアノを猛練習してジストニアを発症してしまい(当時はもちろん自分の右手に何が起こったのかわかりもしないし、説明のつかない奇病になったとしか思えなかった)当然そのコンサートは見事にボロボロだったんだけれど、その時のプログラムをリベンジするって、ちょっとロマンチックじゃないかな、と。

このプログラムは中々ハードルが高い。

メインは

ベートーベンの月光ソナタ。

ショパンのソナタ第2番

ショパンのバラード第1番

他にショパンのワルツ、マズルカ

ラフマニノフのプレリュード

リストのコンソレーション

など...


実はアフタージストニア  のYouTubeチャンネルやらも準備中とか...


果たしてこれらは実現するのかな。


もちろんDur mollの活動、様々なコラボ、映像作品の音楽も、残りの新しく与えられた人生の限りやろうと思ってる。


ジストニア で悩んでる人がいたら、何か俺に聞きたいことがあれば、これからもずっと寄り添いたいと思うので、連絡してきてください。


Dur moll  GEN