皆さんおはこんばんちはー(。・ω・)ノ゙
e☆イヤホン大阪日本橋本店のりょう太です!
ひとり暮らし歴2年弱、最近になってようやくキッチン周りの白物家電が充実してきた僕です!
自炊って楽しいっすね。などと思う今日この頃。
それはさておき…!
e☆イヤホン店頭にて、お客様から多数寄せられる素朴な疑問。
「iPhone 5ってポタアン使え…ないの…?」
結論から申しますと、「使えます!」
ご安心くださいませ。
でも、どうしてこのような疑問が増えているのか、どうやって使うのか、以前も何度か当ブログで話題に挙げておりますが、今一度おさらいとまとめをしたいと思います。
まずはiPhone 5含め、2013年2月現在時点で現行のiPhone/iPodの構造から!
iPod nano 第7世代
iPod touch 第5世代
iPhone 5
さて、ついでとは言え、記事タイトルでも「iPhone 5」と銘打っておきながらこれらiPodを同列に並べている理由がおわかりでしょうか?
これら3機種は全て、ほぼ同じタイミングでリリースされ、それぞれの旧世代型からあるものが変更されているのです。
そのあるものと言うのが…!
新、外部接続コネクタ
「Lightning」
旧Dockコネクタから革新的進化
長らく採用されていたDock(ドック)コネクタを廃し、新たに採用されたのがこのLightning(ライトニング)コネクタです。
ふむふむなるほど、じゃあこのLightningコネクタが今までのDockコネクタのかわりをするわけですね。
まぁそうなるんですけども…ちょっと色々あって「今まで通り」といかないのが現状。改革に痛みはつきもの、ってやつでしょうか。
ところで接続したいポタアンは今回これってことにします!
Burutta
▼CAVジャパン Burutta(BRT-PA1) e☆特価¥15,000-
低音弾ける人気モデル、Burutta(ブリュッタ)です。
バスブーストのオン/オフで性格が豹変するため、ご購入者様からは「2個ポタアン買ったみたいで得した!」と好評です。
Perfumeとかきゃりーぱみゅぱみゅを聴く方には特におすすめ。
えっと、この機種を選んだ深い理由はありません。構造的にごくごく普通のポータブルヘッドホンアンプです。
ではLightning説明を続けます。
DockとLightningのオス端子
正直、DockだLightningだと言われてもよくわからない方のため、見て比べていただきましょう。
上の画像、左が旧来のDock-30pin、右がLightning-8pinです。
見ての通り、ぜんぜん大きさが違います。
上はiPhone 5、下はiPhone 4Sの下部です。
やはり幅が全然異なりますねー。
ってことは…?
Dockラインアウトケーブルが接続できない!
はい、お察しの通り、皆さんが今まで使っていたDockラインアウトケーブルは接続できなくなりました。
うわー…ショック。って思いますよね?でもまだ落胆されるには早いですよ!
もう少し読み進めてくださいね。
<旧来:Dock端子>
・ピン数は30
・裏表が決まっている
・音声出力可能
<新:Lightning端子>
・ピン数は8
・裏表がない
・音声出力不可
「……ん!?音声出力不可
ちょ、そもそも無理って話!?詰んだーーーー!!!」
いえいえちょっと落ち着いてください。
そう、確かに今までのiPhone/iPodは、Dock端子からアナログ音声信号をラインアウトするケーブルを使って、外部のアンプへ接続することがセオリーでした。
なのに、Lightningコネクタでは音声出力自体ができない。ありゃま。
形状が合う合わない以前の問題なのでした。
しかーし、「そのままでは無理」なんですが、あるものを使うと接続も、音声出力も可能になります。
Apple Lightning - 30ピンアダプタ
アップルストア/家電量販店などで販売中(定価¥2,800-)※e☆イヤホンでは取扱い無し
こちら、既にiPhone 5ユーザーさんの中にはお持ちの方も多いのでは?
旧来のDockコネクタのアクセサリをLightningコネクタ搭載機でも流用可能にするアダプタです。
これがあれば接続が可能となります。
しかし素朴な疑問が。そもそも接続を可能としたところで、音声出力ができるようになるのか?
実はLightningコネクタはiPhone/iPodの内蔵DAC(Digital to Analog Converter)を通らず信号が出力されているため、そもそもアナログ出力自体がそのままではできない構造になっています。
そのため、このApple純正のLightning - 30ピンアダプタの内部にはDACが内蔵されており(!)、この中でD/A変換をし、そこから接続したDockケーブルを通して音声出力をすることとなります。
ちょっとややこしいですね。
ちなみに類似品が既に多々出回っておりますが、純正ではないものの中にはこのDACを省いたものが多いようで、同じような使い方をしようにもアナログ変換がされず、実質使えないものもあるようです。(単純に形状の変換のみ)
お使いの際にはお気を付けくださいませ。
なお補足ですが、そもそもLightning端子がアナログ出力ができない仕様上、Lightning to ステレオミニのようなスマートなケーブルは今のところ出回っておらず、構造的にケーブルのどこかにDACをうまく搭載するようなものが出てくるのかも…としか言えないのが現状です。
どこかのメーカーさん、ビジネスチャンスですよ!
つまり!この変換アダプタさえあれば、Lightningコネクタ機種でもポタアンとの接続ができちゃうわけです!
やったね!
さて、ここまで大丈夫でしょうか?
続きまして実際に接続をしてみましょう。
アダプタを介して
Dockケーブルを接続
ちょいと間延びしてしまうのはご愛嬌。
このように接続できるようになりました。
iPhone 5から出力OK
iPhone 5→Lightning-30ピンアダプタ→Dockラインアウトケーブル→Buruttaで音声出力を確認!
iPhone 5でポタアン、使えますよ!
iPod touch 5thから出力OK
iPod touch 5th→Lightning-30ピンアダプタ→Dockラインアウトケーブル→Buruttaで音声出力を確認!
iPod nano 7thから出力OK
iPod nano 7th→Lightning-30ピンアダプタ→Dockラインアウトケーブル→Buruttaで音声出力を確認!
ちなみにこのiPod nanoは僕も愛用中。
こんな感じでiBasso D12 Hjに接続しています。
この理屈を利用すれば、旧世代型から現行モデルへ買い替えて、今まで使っていたDockラインアウトケーブルが使えなくなったとお嘆きの方も救われますね。お高い物をお持ちの方もぜひこの方法で無駄なくご活用ください。
あー、スッキリした!
・・・
・・
・
で、普通のポタアンには接続できましたが、最近流行りのデジタル接続タイプはどうなんでしょ?
例えばSONY PHA-1とか。
接続できる!けど…
▼SONY PHA-1 e☆特価¥35,800-
まず、通常のポタアンと違いデジタル接続タイプはそもそもDACが内蔵されており、それとの接続にはUSBを使いますのでLightning to USBケーブルで問題ありません。
ちなみにiPhone 5もiPod touch 5thもiPod nano 7thもメーカー非公式ですが動作いたしました。
ただPHA-1にはDock to USBケーブルが付属しているので、かわりにiPhone 5付属のLightning to USBケーブルで繋いでみたものの…長いですね。
で、短いDock to USBケーブルを先ほどのLightning-30ピンアダプタで変換する手もあるのですが、もっと良い方法があるんです。
VentureCraftの横出しLightningケーブル!
▼VentureCraft Lightning-USB横出しショートケーブル e☆特価¥4,980-これが超便利と評判の横出しLightningケーブルです。
短いだけでなく横出しですから、カバンの持ち手のごとく突出することがなく、スマートに運用が可能です。
このケーブル、僕も愛用中。
よし、ついでだから他の機種でもやってみよー!
FOSTEX HP-P1と
▼FOSTEX HP-P1 e☆特価¥49,800-
名機と接続。
未だに人気の高いモデルですね。
問題なく接続!
Go-Dap Xと接続
▼VentureCraft Go-Dap X Black e☆特価¥32,800-
▼VentureCraft Go-Dap X Red e☆特価¥32,800-
同社のGo-Dap Xに接続。
同じメーカーの製品同士だけあって親和性抜群。
問題なく接続!
▼Cypher Labs AlgoRhythm Solo-R Silver e☆特価¥68,000-
▼Cypher Labs AlgoRhythm Solo-R Black e☆特価¥68,000-アンプではなくDAC/DDCですが、発売されたばかりの最新モデル、AlgoRhythm Solo-R。
こちらとも問題なく接続可能です。
<2013年2月11日追記>
ロジテックから短いLightningケーブル入荷してきました!こちらも便利です。
↓↓ご紹介記事リンク↓↓
【iPhone 5 × DAC内蔵ポタアン】ロジテックの短いLightningケーブルが便利!
・・・追記終了・・・
んー、なんだかんだでLightning端子機種はDAC内蔵モデルと接続した方が、アダプタが不要な分すっきりしますよね。
とか思っている、りょう太の直近の使用環境はこんな感じです。
Go-Dap X Black
プレーヤー:iPod nano 7th(Lightning)
ケーブル:VentureCraft Lightning-USB横出しショートケーブル
固定ツール:VentureCraft GG04(ゴリラクリップ)
DAC/AMP:Go-Dap X Black
もろ、この記事でご紹介した内容の応用例dえす。これがコンパクトな上、音も良く気に入っています。
この先はそうですね、Go-Dap XをDDCとして使い、手持ちのD12 Hjと光接続した夢の三段重ねとか…ふふふ。
夢は尽きません。楽しいですね。
少々長い記事ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
参考にしていただければ幸いです。
Lightning搭載モデルでも、ポタアンライフ楽しみましょー!
<おまけ>
2013年2月4日(月)放送のUSTREAM e☆イヤホンTVでポタアン特集をしました!
こちらもぜひ参考にしてみてくださいませ♪
─────────────────────────────────────────────
by りょう太
(USBケーブル1本で繋がるDAC内蔵ポタアン、おすすめ☆)