卒業記念。





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シュードラドール
詞・曲 横田惟一郎


がーごー いびきがうるさくて
寝ても寝ても寝たりません
あーもー またもや間違えて
もう死ねよあたし シュードラドール

ボロ切れの服が汗を吸って ほっとかれて
そろそろ耐え切れなくなった
努力なんて呼ばないで 鼻つまんで そっぽを向いて
お引き取りください

「はーい」 あーあーあー

あなただけに見てほしくって
あなたのために動きたくって
笑われるのは慣れてるけど
笑顔で置き去りだけはやめて

ニャーゴと猫が逃げ出して
泣けど呼べど戻りません
もうしょうがないと言い聞かせ
残高をにらむシュードラドール

息切れの朝に電車は去って 乗り違えて
そろそろ耐え切れなくなった
不幸だなんて決めないで 距離をとって 今日の仕事
お仕着せてください

「はーい」 あーあーあー

あなただけが見えてこなくて
「あなたのため」はもう言い訳で
ただされるのは今のあたし
笑顔で置き去りばかりしてた

あー そう 猫は見捨てたっけ
鳴けど 呼べど かまわずに

悲しさでできたニュースがそっと 眼を撫でて
その冷たさにも慣れちゃって
努力だって知ってたっけ
眼をつむって ぽっかり空いた夜も 越えてたっけ

「にゃあ」

あー あー あー

あなただけが見えてこなくて
あなたのためはもう言い訳で
かまわなくても居てくれたのに
笑顔で置き去りは痛かったね

あなただけに見てほしくって
あたしのために動けなかった
嫌がられても好かれてても
笑顔を置き去り だけはやめた