あるお洋服のストーリー(物語)。



一人の女性の話。





マリーズ・イルズ





彼女は、自分で飛行機を操縦して、

パリ→東京→パリ間をお気に入りのドレスを着て飛行しました。



女性だからこその、「パイロット服の下にドレスを着て、降り立ったら、すぐにでもドレス姿でいたい。」という想いが、手に取るように分かります。







女性でありたい。

こんな女性でありたい。







そういう想いは、私も同じ。



だから、ドレス(ワンピース)を着たくなる気持ちは分かる。

ドレスは、女性にとって特別なもの。

ドレス=ワンピース

スカートも女性が好きなアイテムよね。

可愛い!と、胸がときめくアイテム。





そんな彼女をモデルにしたコレクションがありました。

ランウェイでは、飛行機のプロペラを背景にして、モデルたちが颯爽と歩きます。

パイロットならではの帽子や、革の手袋。

そして、女性らしいシフォンの揺らぎがあるブラウス。

鎖骨をキレイに見せてくれるようなドレープブラウス。

トレンチコートも、揺れるようなしなやかな女性らしいコート。

それでいて、カッコよさも兼ね備えてる。

そんな、今の時代を生きる女性の気持ちにピッタリなコレクションでした。







今、プチプラ(低価格)のお洋服がたくさん溢れています。



その中で、ハイブランドと言われるブランドは、

昔から変わらずストーリー(物語)を大事にしたコレクションを発表しています。





ハイブランドの商品が魅力的なのは、そのストーリーを感じるから。

スピリッツを感じるから。







でもね、プチプラ(低価格)のお洋服に、ストーリーがないかというと、そういうことでもないの。

あなたが知らないだけ。

知ろうとすれば、知ることができるもの。



プチプラを扱っているブランドが出してくるビジュアル1つ1つに、ストーリーがあるのをご存知でしょうか?

・・・いや。

ビジュアルを見て、ストーリーを”感じて”いるでしょうか?

そう問うべきですね。







私が、「服に高いも安いも関係ない。」と言うのは、全てにストーリーがあるからです。







そして、その「ストーリーがある服だから着るのよ!」という人もいるけれど、私はその1つだけを着るって、もったいないなと思っていて。



ストーリーそのものを着るのも楽しいけれど、ファッションの楽しさは、もっと奥。







「ブランドやその服のストーリーを組み合わせて、自分のストーリーを紡ぎだせる。」







これだから、オシャレやファッションは楽しいのです。



好きな服だけのクローゼットを作るために、ワードローブを整理します。

その時に、皆さんのストーリーが出てくるのです。

あとは、それを自分の好きなストーリーを体現したらいいだけのことなのです。

オシャレの楽しさとは、そういうことだと思うのです。