熊本城を後にし益城町へ。
まずはグランメッセへ。
災害時には物資流通の拠点にと考えられていたようですが、
その施設内がぐちゃぐちゃで使えない状況になっている現実。
駐車場での避難生活も少なくありません。
5月に比べ、車中やテント生活している方は減っていたものの
木陰や建物の陰もない炎天下のトレーラーハウス
相当厳しい環境なのではと存じます。
実際生活されてる方もいらっしゃるため、こちらでの写真は控えました。

そして益城町の中でもっとも被害が酷かったというエリアへ。
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震災直後ではありません。
震災から4ケ月たった8月下旬の状況です。
二階が一階になった状態で崩れた家々が並んでいます。

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車から降りもう少し間近で拝見することに。
崩れた家の隙間から見える家財道具。
思い出の詰まったあれこれは家の外に飛び出してきていて
雨風に晒されている状態。

当たり前に営まれてたであろう生活の気配は感じても
幸せな日常はもうココにはない。
ここに住んでた方は無事だったのだろうか?
避難所や仮設住宅で、家族みんな揃って過ごせているだろうか?
そんなことを思っていると、案内くださった地元の方が
「古い家だと生命が守れないことがあるんですよ...」
絞り出すようにメッセージを投げてくださった。
家を選ぶときに、ある程度の安全性は意識するとしても
生命を守れるかどうかまで人は考えているだろうか?
この地が、この景色が送ってくれているメッセージを受け取りたい。
娘にも、3歳。身長90cmの目線で見て、
何か感じてくれればいいと、自身の足でこの場を歩かせてみた。
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いまだ震度4や5の揺れが起きている。
狭い道路に積み上げられた瓦礫は崩れていないだろうか?