服部君、次々と襲いかかる病魔 | 認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会ブログ

服部君、次々と襲いかかる病魔

服部君は保健所から引き取った子です。
高齢の様子に
この年まで誰かに飼われていただろうに・・・不憫でした。
すでにフィラリアにもかかっており、飼い主さんはフィラリアの予防すら
していない事が伺えました。
 
 
服部君は会報83号のスポンサー募金に掲載し
沢山の皆様の応援を受けました。
ご協力いただいた方々、ありがとうございます。
 
 
尻尾の傷が治らず、赤く爛れ、次々と広がっていって、
一時は断尾も考える程でした。
首に巻いたエリザベスカラーを取ることが出来ず、
半年以上もカラーを巻いた不自由な生活を余儀なくされました。
けれど今年に入って少しずつ回復のきざしが見え始めました。
 
 
ところが喜んだのも束の間
尻尾の付け根の毛が剥げてきだしたのです。
よく見ると、脇腹の毛も薄くなって剥げて来ています。
その上、痩せてきてしまいました。
 
 
病院へ連れて行って
「先生、尻尾の禿が身体にも出てきだしたのでしょうか?」
と恐る恐る聞いてみました。
そうしたら
「イヤ原因は別でしょう。」
と言われ、血液検査をしました。
 
 
検査の結果、病名は「副腎皮質機能亢進症」でした。
副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される為、脱毛や肝臓の腫大などの症状を引き起こし、
足腰が弱くなったり、血栓が出来て呼吸困難になったり、突然死することもある危険な病気だそうです.。
 
 
なんで服部君が?こんなに良い子なのに、次々と・・・・
先生に
「どうすればいいのでしょうか?」
とお尋ねすると
「ホルモンの分泌を抑える薬を飲ませて、様子を見て下さい。」
との事でした。
「ただ、そのお薬は、高価で、服部君は身体が大きいため、高くつきます。」
と気の毒そうなお顔をして言われました。
そして
「薬は効き過ぎても、効かな過ぎてもいけないので、定期的に血液検査が必要です。」
「お薬を飲ませていれば治るのでしょうか?」
と聞くと、
「治ることはないので、一生飲ませなければいけません。」
と言う答えでした。
その瞬間、私の頭に浮かんだのは、
ああ、これでもう、服部君の里親さん探しは出来なくなった・・・
と言う事でした。
誰がいつ死ぬかわからない、一生治療を続けなければいけない犬を家族にしてくれるでしょうか?
 
 
服部君は辛い経験をしてきた子です。
性格もとっても穏やかで良い子です。
何とか良い里親さんに巡り会ってほしかった・・・
 
 
せめて、里親さんに巡り会う機会は無くなっても、
服部君は犬猫里親探し会の会場には連れて行こう
服部君は会場に行って、いろんな人と触れ合い
お散歩させて貰ったり
おやつを貰ったり
するのが、大好きで、日曜日がくるとソワソワするんです。
(日曜日がわかるのですね´・ω・`)
 
 
服部君は今はホルモンの薬が効いて、
毛も生えてきて、
身体もふっくらしてきて(薬が効いているのか、副作用のせいで太ったのかは不明)

見た目元気そうになりました。

 
 
免疫力低下の為、今後どのような症状が出るかわかりませんが、
出来るだけの事はしてやりたいと思っています。
 
どうか服部君の応援をしてやって下さい
犬猫里親探し会場では、服部君をなでてあげてくださいね。
とっても喜びまするんるん
 
 
 
はーと。ご寄付いただけるとありがたいもの
良質フード
 
 
 

スポンサー募金とは
保護した犬猫が重症をおっていたり、重病になったりと高額医療がかかる子に対して、
6ヶ月間スポンサー募金を募ります。
期限を切っているのは、次々と対象の犬猫が居ますし、不幸にして死亡する場合があるからです。
その為、半年としております。

その子の医療費を支えていただける方は、
スポンサー募金を必要としている子の名前を記載していただきお振込みご協力お願いいたします。


郵便局口座番号01660-7-4828
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