葛飾区江戸川区で子育てするなら＜母の会＞に
おいでよ！まりこんぐです。
最近夜寝る前に読んでいる本がとっても
いいのでご紹介します。
- ラモーナとおとうさん―ゆかいなヘンリーくん/ベバリイ クリアリー
- ￥1,260
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ラモーナのすきな日は、クリスマスと、自分の誕生日と、
おとうさんの給料日です。給料日には、何かいいことが
あるからです。
ラモーナは、クリスマスのリストを作りながら(9月なのに！)、
たのしい気分でおとうさんの帰りを待っていました。
ところが、帰ってきたおとうさんは失業してしまったとお母さんと
話しています。
本書より
ラモーナはモルモットやそのほかリストにあげたものを
ゆっくり消していきました。一つ一つの品物の上に黒い
クレヨンで線を引いていきながら
ラモーナは自分の家族について考えてみました。
ラモーナはおとうさんに心配してほしくはありませんでした。
お母さんに悲しんでほしくありませんでした。
ビーザス(姉)にきげんをわるくしてほしくありませんでした。
うちの人たちみんなピッキィピッキィ(猫)もいれて
みんな幸せにしていてほしいと思いました。
ここまで
このあと、お母さんはパートをフルタイムにして、おとうさんは
仕事を探しつつ家にいる時間が長くなりタバコの量も
増えていきます。
テレビのハンバーガーのCMに出ている子どもをみて
お父さんが「あの子は100万ドルを稼いでいるに違いない」と
言っているのを聞いて、こっそりCMの子どもたちの台詞を
真似して練習し始めます。
ある日、学校の面談の間、外で待っていたラモーナは
トゲトゲしたごぼうの実でかんむりをつくってかぶります。
自分はCMにでてくる可愛らしい女の子になったつもりに
なりました。
でも、そのトゲトゲが髪の毛に絡まってしまい、仕方なく
お父さんに切ってもらうことになります。
テレビをみながら髪をきってもらっているとテレビから
あのハンバーガーの男の子のCMが流れてきます。
それを見て、ラモーナはいいます
本書より
「あの子、百万ドルもらってすきなことなんでもできるね」
ラモーナは急に悲しくてたまらなくなりました。
うちに百万ドルあったらどんなにいいでしょう。
「さぁそれはどうかな」とお父さんはいいました。
「そりゃお金は便利なもんだよ。けどお金がすべて
じゃないからね」
「なあラモーナ、あの子がいくらかせごうと他の子が
いくら稼ごうとそんなことはお父さんには関係ない。
どんなに沢山お金をかせぐ子だっておとうさんはその子と
ラモーナをとりかえたいとは思わんよ」
「ほんと、おとうさん」
「ほんとだ、きっとあの男の子のお父さんは小さな女の子が
ほしいなぁって思っていると思うよ。
うんと小さいときフィンガーペインティングをやったあとで
絵の具のついた指をねこでこするような女の子がね。
おじいさんみたいにはげになりたいとおもって自分の髪の毛を
切っちゃうような女の子がね。
そして大きくなって7つになったときゴボウの実のかんむりを
かぶるような子がね。
よそのお父さんはなかなかそんなむすめがもてるほど
運がよくないからね」
ラモーナはくすくす笑いました。
「お父さんたらへんなことばっかりいうんだもん」
ラモーナはここしばらくなかったほど幸せな気分でした。
ここまで
このラモーナのシリーズは、大好きだったヘンリーくん
シリーズの続編です。
- がんばれヘンリーくん (ゆかいなヘンリーくん 1)/ベバリイ クリアリー
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空想力に優れていて、次々にやっかいごとを
引き起こすラモーナも2年生になりました。
今回の一冊は大好きな面白いお父さんが
元気をなくしているときで、ラモーナなりにココロを
いためていることが伝わってきて実に切なくなるので
あります。。。。
それでもお父さんが時にユーモアを見せながら
ラモーナに愛情を寄せているのが伝わってきます。
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