生徒がわたしを超えて行く:オーガニックラーニングで生徒も先生も幸せになる | 人生の経営者を育てる教育事業家 Edupreneur ® 江藤由布

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みんなが自分の得意なことやワクワクすることを極限まで尖らせ、発信し、共創することで優しい世界を実現する。高校の英語教諭としてプロジェクト学習やアクティブラーニング、オールイングリッシュ、ICT(iPad)を使った授業を発信。2020年よりブログはnoteへ。

根っこが育てばもはや教科書はおろかカリキュラムもシラバスもいらない。大事に大事に育ててきた結果…現在COM英語3単位は生徒に丸投げしています。現状の説明+育てるコツを書いてみます。よかったら長文ですがお付き合いください。
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これは3年前にもしていた「逆コーセラ」という授業で、生徒はコーセラやUdemyなどで学びたい授業を選び、3ヵ月後に自分がどうなっていたいかを設定し、チームもしくは個人で学んで行くものです。
(逆コーセラで見た生徒の学習力:3年前の実践です。  https://ameblo.jp/eigotokka-flips/entry-11955112291.html
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評価についてよく聞かれますが、アウトプットは4種。評価の10点分はチームで作るアウトプット動画です。
この動画のテーマはWAR and GENDER。戦争についての講座で学んでいる生徒によるものです。
https://www.youtube.com/watch?v=Dtp8A2kgYfE&feature=youtu.be


こちらは中国語講座
https://vimeo.com/234488975
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他にも、スペイン語講座、インスタグラムや栄養学など多種多様です。
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あと10点分は90秒で学んだことを英語でスピーチし、録画を送ってもらっています。定期テストには共通範囲の課題を出しているので、合わせて評価しています。生徒は学んだことをワークシートで3回提出するので、それも10点分です。因みに、本校では3割まで平常点が認められていますから、ペーパーテストは70点分。その内容はまた後ほど。

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授業をのぞくと、もはや、カオス。 立命館宇治のKさんの生徒がかつて口走ったように、休み時間にしか見えません。が、我がクラスの休み時間は寝ている人がけっこういて超静かなので普通の逆かもしれません。
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こうなるまで、時間はかかりましたが、それだけの価値はありました。気を付けて来たことは:


①クラス内で点数で並べて比較したり、点数の高い低いに関して一切言及しない
②Cを大切にする。Creation, Content, Collaboration, Commitment, Challenge, などたくさん!
③膨大な必要無駄のほんの一角しかペーパーテストは測れないことを伝え続ける
④英語に固執せず、ファシリテーションや佐用町の問題解決型授業など思考の底辺を鍛える
⑤アウトプット重視。常に、トーク、長文作文、ブログ、動画などを盛り込む
⑥常に生徒の意見を聞きながら進めるが、基本的に自分がおもしろいと思うことをやる
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まだあるかもしれませんが、こんなところです。たまに、イラッとします。それも大事にしています。そういう時は大抵、恐怖、特に管理できない恐怖が根底にあります。提出期限を守らない、遅刻する、和を乱す、などで5年前なら叱りつけていた事がたくさんあって、それがたまに目を覚ますのです。
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そのたびに、その根本原因を洗い出し、リフレームします。でも、それも含めてできるだけ正直に話しています。
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かくして、わたしの知らないこと、怖くて挑戦できないだろうこと(インド模擬国連とか絶対自分ならヤダ)に頭から突っ込んでく集団になったわけです。
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良い子はマネしないように(笑)でも、自分のコアに限りなく近いせいか、幸せです。

 

 

 

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