ボディ館 カウンセラー
池上 知子
気温もだんだん低くなり、秋の訪れを感じます。
食欲の秋といわれるように美味しいものが特に多く、ダイエットをしている人にとっては誘惑だらけの季節ですね。
今回のテーマは食事のときに欠かせない「噛む」ことについてです。
「よく噛んで食べなさい」と言われた経験は誰でもあると思いますが、よく噛むことにはいろいろなメリットがあるのです!
①食べ過ぎを防ぐ
炭水化物は唾液に含まれる消化酵素アミラーゼによって糖に分解され、血中に吸収されて血糖値が上がり、満腹中枢が刺激されます。
噛む回数を増やすと唾液の分泌量が増えるため、今までよりも早く血糖値が上昇します。
そのため良く噛んでゆっくり食べることで、胃がいっぱいになる前に満腹感を覚えることができます。
②消化を助ける
食物を噛んで食べないと消化がしにくくなるので、体は消化のためだけに酵素を使ってしまいます。
良く噛むことで消化酵素を節約し、あまった酵素を他の代謝活動に使用することができ、さらに内臓の負担も減らすことができるので、体内の好循環が生まれます。
③リラックスする
咀嚼運動は顎まわりの筋肉を使うので、筋肉がポンプの役割を果たし、脳へ血液を送りこみます。
血流がよくなった脳は活発に働き、精神的に安定してストレスを遠ざけてくれます。
④虫歯の予防
よく噛むと唾液が多く出てきますが、唾液の消化酵素は口に入ってきた雑菌やウイルスを殺菌し、口の中を清潔に保ちます。
唾液が少ないと消化の効率が下がり、口臭や虫歯になりやすくなります。
⑤ガン予防にも!
食べ物に含まれている保存料や食品添加物はガンの原因ともいわれています。
ある研究では唾液の中にガン誘発物質を漬けたところ、30秒で消滅したという結果も出ているそうです。
⑥美容効果
咀嚼は顎の筋肉を使うので、顔が引き締まり、小顔効果やシワ、たるみの改善につながります。
「よく噛む」とは一般的に一口で30回程度とされていますが、毎回の食事でそれだけの時間をかけるのは現実的には難しいかもしれません。
その場合はゆっくり時間のかけられる夕食のときだけでも実践してみてください。
また、初めの1口、2口を30回噛むだけでも効果があります。
我慢ばかりのダイエットではなく、美味しいものもしっかり食べながら楽しくダイエットを続けて行きましょう!!
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