生徒さんが柿渋染めをやりたいと。
化学染料のスレン剤の染色ならちょいちょいやったことあるけど、天然染料の柿渋はやったことないのでやや心配😅

でもまぁ何事も勉強なので説明書見ながらやってみることに。糸用の柿渋の染料は染め屋さんで購入。
まずはカセの糸を…

煮出して油分を抜く。
説明書にはなにやら難しい薬剤を入れて煮出すよう書いてあるけど染めのプロのよっぴ先生がそんなん要らないというので無しでカセの糸を茹でてみる。

するとただの生成りの糸だったのに全部煮出したらこんなに色が出てたびっくり
こんなに油分やらが付いてるんだ…

そして脱水して乾かす。
柿渋染めやりたい言うたのはこの2人。
蕎麦彦さんとアサさん。
2人の初めての共同作業です爆笑

「ハイ、アナタこっち持って💕」
なんつってーーー笑い泣き
夫婦コントを始める愉快な2人です爆笑
これ生成りの糸を洗っただけの状態。

周りの布はよっぴ先生の柿渋染めの1回目…ぐらいかな。柿渋ってあんなに濃い茶色だけど最初はこんなに薄いのよ。これを6〜8回染めては干しを繰り返してあの深い色合いになるんだってーびっくり


で、今日続きの染め作業、柿渋の溶剤に浸けて干すのをやろうと思ったんだけど………
私は大変なミスを犯しまして………💦
焦りすぎて写真無いのだけど……笑

用意した溶剤は2本。
糸は全部で5カセあるので2回に分けて染める予定。
まず1本目の柿渋溶剤の瓶のうち3分の2ぐらいをまずバケツに入れ染めまして……。

それは難なく染め終わり第二弾。
もう1本の瓶をまるごとそのまま残ったバケツの溶剤の中に足して……あ、もーさっき残したやつも全部入れちゃおうと机の上の瓶をパッと手に取りドボドボ入れたら……

ん❓………色が黒くなってきた……あれ⁉️

真っ黒じゃーーーーーん💦

これ白黒写真じゃないから。
全然柿渋色ちゃうよね

なんと私、よっぴ先生の染め場をお借りして作業してたので、机の上に置いてあったよっぴ先生の媒染用の鉄を間違えて入れちゃったのですガーン
つまり鉄媒染により黒く変化しちゃったのでした。

マジでーーーーーーーー💦
なんで全く同じ瓶なのーーーーーー⁉️
(そりゃ同じメーカーだからです)
左がうちの染め液、右がよっぴ先生の鉄媒染用の液

そんな漫画みたいに上手に間違えるコトあるーー⁉️

……あったわ……しょぼーんショボーン

わーーーもーー彦さんアサさんごめんなさいあせる
いきなり柿渋媒染したグレーの糸になっちゃった💦

ニコ「柿渋染めやりたいです
イヒ「いいよ〜音譜ハイっ、綺麗なチャコールグレーだよキラキラ
ニコ「え………(こんな色じゃない…)汗
てなるよねフツー。
柿渋染めやりたいって言う人、だいたいあの深い茶色の「ザ・柿渋色」にしたいんですよね💦

なのにオトナなふたりはこの色もいいじゃないニコニコ
と言ってくれて。
や、優しい笑い泣き

まぁ液はあんなに真っ黒だったけど干してみたら綺麗な薄いグレーで色としては悪くない色になったので結構オーライではあるけれど……。

やっぱりあの茶色がいいよねぇ。
染めってとっても奥が深いんだなぁとつくづく感じました。
実はこの後も色々あったんだけど
長くなるのでまた今度。
染め上がりの色の写真を撮るのも忘れたのでそちらもまた後日アップしますね。

久しぶりにぐったり疲れました笑
やっぱりやったことないことを教えるってできないわー爆笑