私は時間に厳しいタイプでは全くないのだが、
それでもこの国の人々の時間感覚は常識を逸していると思うことがままある。
先日某大手スーパーT社の時間指定自宅宅配サービスを利用したときのこと。
この日は出かける用事があったので
コートまで着込んで出かける準備万端で迎え撃つ私。
日本なら苦情の電話の一本もかけたくなるが、ここは英国。
時間通りに来るなどというサービスはない。
・
・
・
・
・
・
日が暮れましたけど?
もう正直このまま出かけていまいたいが、
不在と分かれば家の前に放置くらい当然のようにされかねないのがこの国。
いくら冬とは言え、
生鮮食品を道端へ置き去りされるのだけは避けたい。
と悩んでた矢先に、何食わぬ顔でT社のお兄ちゃん登場。
いつもは愛想の良いおじいちゃんが来るのだが、
今回は若いちゃらちゃらした青年だった。
もちろん遅刻の謝罪などしないのが英国企業流である。
さて、頼んだ食品はT社のプラスチックかごに積まれてくるので、
このかごは空にして返却せねばならない。
我が家は大所帯なのでこれがなかなか重労働なのであるが、
かごから商品を必死に掻き出す私を
横で手持無沙汰に見ていた例の青年が一言。
「あの、急いでるんで早くしてもらえます?」
お前にだけは言われたくない。
今日の教訓:
英国人と約束する時は前後3時間は余裕を見るべし。
(たまに唐突に早く来ることもある)