ばぁばの生き甲斐は

 

孫たちに救援物資を送ることである。

 

もちろんそれは大変ありがたいのだが、

 

時にばぁばは我々の予想の斜め上を行く。

 

と言うか、ほぼ毎回斜め上を行く。

 

大分失礼だが、

 

ばぁばが突然常識的なことをしようものなら

 

むしろ私は「呆けた!?」と慌てるだろう。

 

 

 

さて、ある日のこと、

 

ばぁばから来た宅急便を一緒に開けていたエリックが

 

不思議なものを見るような目で、

 

と言うか不思議な物を見ながら

 

私に話しかけて来た。

 

 

 

エリック 「あの、何故か中に開封済みのパスタが入ってるんですが。」

 

 

 

何故に。

 

 

 

見れば本当に

 

開封済み(そして少し消費済み)のスパゲッティが

 

袋を輪ゴムで止められた状態で入っている。

 

良く知らない人が見れば

 

もはや手の込んだ嫌がらせだろうが

 

もちろんばぁばにそんな意図はない。

 

ただ荷造りをする際に

 

「若い子はこげんとが好きばい!」

(こういうのが好きよ)

 

と思い立ち、

 

そのまま食べかけをぶっこんだのだろう。

 

その情景がスムーズに脳裏に浮かぶ私は

 

プロの孫(免許皆伝)である。

 

 

 

 

ありがとう、ばぁば。

 

 

さすがにエリックには食べさせられなかったが、

 

 

ありがとう・・・。

 

 

 

 

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【おまけ】

 

 

 

かなり前の話だが

 

うちの妹2からLINEが来た。

 

 

妹2 「ねぇ、最近ばぁばと話した?

 

私 「えー?何も?なんで?

 

妹2 「なんか、たまには手紙書いてって言われてー

 

私 「うん

 

妹2 「手紙は面倒くさいって言ったらー

 

私 「言ったら?

 

妹2 「返信用封筒が送られて来た。

 

 

 

 

 

至れり尽くせり!

 

 

 

 

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ばぁばの宅急便シリーズは

 

あと4話くらい続きます。