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さて義両親と義兄の間で勃発した数日後、
またしても
マミーからのメッセージを読んでいたエリックが
微妙な顔をしてこっちを見た。
今度はなんやねん。
エリック 「もんさん、今週末空いてます・・・?」
私 「理由の如何による。」
エリック 「なんか、ジム兄さんの誕生日会をするので
僕らにも来てほしいらしいです。」
私 「なんと。」
先に言っておくと
義兄は基本的に祝い事全般嫌いな人間である。
彼はクリスマスにすら
仏頂面で座っているのがデフォルトであり、
誕生日会で楽しそうにしている姿など
私には一ミクロンたりとも想像がつかない。
実弟であるエリックの顔にも
いやこれ絶対楽しくないパーティやん・・・
と書いてあるのだが、
まぁ義両親は先日大喧嘩した手前
ワンクッションないと気まずいのだろう。
選ばれた我々に残された道はただ一つ、
四の五の言わず
通りすがりのクッション役を演じることである。
なぜ嫁である私が
義兄と義両親の間に立たされているのかは謎だが
まぁ、そこに突っ込んだら負けである。
ちなみに、波乱の誕生日会の数日前、
一緒に茶をしばいていたマミーが言った。
マミー 「そうそう、私、ジムの誕生日プレゼントに
とっても素敵な物を用意したのよ。」
私 「何ですか?」
マミー 「マスクよ ♡」
おい、やめろ。
(続くかも)